
深沢達也
映像ID: 2433
10098【深沢委員】 総括でありますので、大きく3点、市長の政治姿勢あるいは行政の取組姿勢について、根本的なところをお伺いいたします。ざっと言いますと、1つは市民参加と市政運営について。2つ目は、コロナ後のことをどう想定して予算に反映させているのかという、詳しくは後で。3点目は平和施策。それからもう一つは行政改革ということについて、以上3点お聞きをする次第であります。
1つずつ行きますと、まず1つは市民参加と市政運営ですけども、先ほど来、新しい施策があるとかないとかという問題がありますが、これはなかなか難しいと思うのです。私も長く議会に席をいただいて、武蔵野市の昭和46年からの大きな特徴は、計画行政ということと市民参加、これが早くから行われてきていたというところにあると。その後、それをさらに質的に充足させていこうという歴史だったように思うのです。したがって、長期計画が市民参加でつくられたものをベースに毎年の予算編成をしていくわけです。ベースはそこにある。ただ、4年に1回ずつ市政選挙があり、今、市長と市議会は別々になっていますが、それによって、とりわけ執行者である市長が4年に1回ずつのお約束をして、これが、当選した場合に市長としての責任が生じてくる。したがって、公約という問題が、長期計画の全体像に対してそれが盛り込まれるという形におのずとなってくる、ざっと言うとそういうことだと思うのです。
既にこれまでも、そういう意味では、待機児童ゼロといった公約をはじめとして、歴代の予算に盛り込まれ、達成されたり、途中だったり、これが現状ではないかと。ただですら、今回の予算にも入っていますが、まちづくりで言えば、吉祥寺の南口と東地区のでかい問題がある。これは、やはり願わくは早く仕上げたいですよね、という問題がある。こういう全体像の中で新しい施策と。まあ、それは不可能な話ではないし、それはあればあったほうが全体にやりようによっては活気づくわけですが、そこはなかなか難しいところである。
そこで質問ですけども、市民参加という問題、あるいは市長の市政運営についてお聞きをするのですが、今申し上げたようなことをどんなふうに捉えているか。つまり、長期計画にそれぞれやることがある、これは執行していかなければいけない。同時に、自らの市民へのお約束を果たすための予算編成に入れるというのもあるわけです。今度は、ちょっと言い方はよくないけど、やり過ぎるとやり過ぎだと言われるし、何もないと色合いがないと言われるわけです。これは人の情で、そう言いたいというのも分かるのだけど、ただ粛々と計画を履行しながら自らの公約を履行していくということであれば、自然体の話でありますから、何ら不自然はないというふうに思うわけであります。その点、これはできたら市長から、どんなふうにその辺を基本的な腹構えで臨まれているかをお聞きしたいと思います。