令和5年度予算特別委員会

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深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

映像ID: 2433

10105【深沢委員】  最初の平和の話からいきますと、いわゆる戦争世代がどんどんいなくなってきて、これは風化させてはならないということだと思うのです。ちなみに、ちょうど写真がこの概要に入っていますが、皆さん御存じのとおりですが、この平和像は、井の頭公園の北村西望さんのアトリエで北村画伯は作られて、それを列車で、ばらばらにして運んだらしいです。だから、そういう地元の歴史もあるので、ぜひ併せて、連綿としたそういうこともあるのだということを言い伝えていってもらえればと思います。
 武蔵野は中島飛行機製作所があって空爆を受けている、その経験から、皆で平和運動を続けてきているわけですが、これも当然風化させてはならないと思います。平和条例をつくったのは、だからそういう意味で、その根拠をつくったわけだから、すごくよかったなと思っているのですが、私が非常に尊敬している政治家の一人が、野中広務元自由民主党幹事長であります。皆さんも御存じだと思いますが、亡くなる前、国会で前世紀末に、戦前の大政翼賛会のようにならないでくださいと。やはりまさに今、これだと思っているのです。だから、人間みんなそれぞれ、うわーっとなるとそこにのみ込まれてしまうみたいなところが、人間には弱い面があるから、ぜひそうならないようにしようと。自分も自戒して、そうならないようにしたいと思う。
 同時に、野中さんは、さっきの改革の話にも戻るのだけども、こういうことを言っているのです。全て改革が必要だと言っているけれども、それは後期高齢者をはじめとして社会的に弱い人たちにしわ寄せをして、それを原資にした改革をしていこうというわけですよねと。そういうことは本当に国民に受け入れられるか、このことを考えなければお先真っ暗、こういうことを言っているのだ。立派だ、これは本当に。私は生き方を見てきていましたけど、これは党派の問題ではないのだと私は思います。だから、僕らぐらいまでというか、皆さんもそうだけど、そういう人の足跡を知っている世代、あるいは戦争を知っている世代がいる間はまだあれだけど、やはり時代が変わっていく中で、そういう高い精神とかスピリッツというのがあって国が立派に成り立っていく、私はそう思っているのです。ですから、せんだっても総務委員会のときに、国とは国民の志である、アンビシャスであるということをちょっと口が滑ってしゃべりましたが、これは本音でして、そういった意味で、この平和事業の問題、それから、行政を執行するにその心得といいますか、私が今申し上げたのは、これはあくまでも私の考えですけども、ぜひ御参考にしていただいて、行政運営をされてください。
 以上で終わります。

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