9959【桜井委員】 ありがとうございます。今後に関しては引き続き慎重に影響を見守っていくということだと思いますし、それに向けて対応を取られているということだと理解をいたしますけれども、先日の建設委員会の中でも実はこういう議論があったのですが、入札です。公共の事業を発注する際に、税金が無駄に使われることがあってはならないということで、入札が望ましいのだという考え方があります。これはもっともだと思うのですけれども、一方で公共の仕事というのは、できたらいいなではなくて、できないと困るものばかりだというふうに思っています。そういう意味では、例えば入札不調があったりということがあると、本来整備されるべきものが、整備されるべきタイミングまでに整わないということが起こり得る。こうした遅滞だとか、あるいは本来実現すべき事業が実現しない、あるいは実現したとしても本来あるべきクオリティが保たれていないということは、あってはならないことだというふうに思っています。
入札によって税金が無駄遣いされることがないようにということは一方でありつつも、そういう意味では、公が行う事業に関して、私は常に入札が最善の方法ではないのではないかというふうに思っております。もちろん事業の内容によってケース・バイ・ケースで、いろいろな判断があり得ると思いますが、この辺り、市としてのお考えがありましたら、いま一度お聞かせいただければと思います。