9961【桜井委員】 そういった柔軟な対応が求められる場面は、これからますます増えていくのではないかと思います。公平公正という言葉がありましたけれども、その部分を担保する上で、議会も大きな責任を負っているというふうに思っておりますので、引き続きその任を果たしていきたいと考えております。
では、次、話題を変えますけれども、昨年12月に最新の将来人口推計が発表されました。これは六長調の策定に合わせて新しいシミュレーションが行われたものというふうに理解しておりますけれども、これまで第六期長期計画の際、平成30年に作成されたシミュレーションが、コロナショック等の影響もありまして、やや現状と乖離を始めているということが度々議会の場でも指摘されまして、昨年の予算特別委員会の中でも、果たしてこのまま本当に進むと考えていいのかというような質問が随分、委員の方から出されておりました。
そうした状況を踏まえて、最新のシミュレーションが新たに発表されたわけですけれども、これはコロナの状況を踏まえて、改めて武蔵野市の人口動態を推測するというものですけれども、このコロナの影響に関して、2通りのパターンといいますか、コロナの影響が比較的短期的に収束するケース、あるいはもうちょっと長期的に影響を及ぼすケース、2通りのパターンでシミュレーションがなされ、またさらにその中から、結果的には、市はある程度長期的に影響が及ぶというシミュレーションを採用したというふうに理解していますけれども、そこからさらにシナリオを見直しといいますか、修正をして、最終的に公表された値というのを見ますと、やはり基本的には右肩上がりで続いていくと。さきの平成30年のシミュレーションに比べると、伸びていく傾斜率はやや緩やかなものになっておりますけれども、基本的には下がることなく、これは令和34年まで、2052年までの30年間のシミュレーションですけれども、ずっと基本的に伸びていくという見通しが示されたものと理解しております。
そうであるとするならば、基本的にこの間の税収に関する見通し、あるいは市が提供するべき行政サービスの総量に関しての見通しも、大きく第六期長期計画の内容からは変わるということにはならないのかなと思いますが、この辺り、この最新の人口推計に関する市の評価、あるいは、数字の上では大きな変化はないように見えますけれども、中身の部分で、さきのシミュレーションと比べたときに、シナリオといいますか、対応において変更しなければいけないと考えている部分があれば、その点についてもお聞かせください。