11077【桜井委員】 ありがとうございます。私も、今御紹介いただいた吉祥寺駅南口交通環境基本方針の策定に向けた考え方、この16ページを見て、なるほどと思う反面、私はこの交通体系検討というのがむしろ肝ではないかというふうに思っておりまして、ここで話し合われることというのは、非常に現実的に、何が実現可能で、何が実現可能でないかという話になるのだと思うのです。一方、さきの総務費のほうで御紹介いただいたまちの将来像策定に向けた地域展開というのは、地域の市民の方も対象に、大きなまちづくりのイメージを描いていくという事業だと思うのですが、こちらのほうは、市民の中からは結構、夢が広がるというか、夢のような話も出てきてしまうのではないかというふうに思っていまして、そこら辺の整合性をどう取っていくのか。
要は、まちの将来像立案の中でいろいろ夢が膨らんでも、現実には、この交通体系検討で、できること、できないことというのがはっきりあるわけで、そういう意味では本来、まず交通体系検討のほうである程度具体的な可能なことの範囲を絞り込んだ上ででないと、せっかく市民にいろいろ夢を描いてもらっても、やはりできないものはできないという話になってしまうのではないか。そこら辺の両者の関係性を私は、丁寧にやらないとというか、よく考えてやらないと、ボタンの掛け違いのようなことが起きてしまうのではないか、またそれが市民の間に不満を生んでしまうようなことがあると非常に残念なことだなというふうに思っています。この辺りの両事業の関係性をどういうふうに考えていらっしゃるか、教えていただけますでしょうか。