
与座武
映像ID: 2442
11565【与座委員】 あまり悲観的なことを言ってはいけないのですけど、PTAの状況、地域コーディネーターの状況、それから青少協の役員の成り手がいない。みんな同じことなのです。人がいなくなってしまっている。ちょっとだけ手伝うという人はいるのかもしれないのだけど、何か役に就いて、みんなの司令塔というか、取りまとめというか、やっていくという人がだんだん、いろいろな理由があっていなくなってしまう。そういうときに、こういうどんとしたものをつくったときに、本当にうまく機能していくのかなと。ちょっと心配し過ぎなのかもしれないのですけど。心配しているということをお伝えしておきます。モデル校をつくってうまく回していっていただいて、武蔵野市の学校全てにいい効果が表れることを、今の段階では期待させていただいています。
最後に学校図書館の機能の充実について伺います。何でこれを質問するかというと、実は私は地元の第五小学校の改築、第五中学校の改築の懇談会を、時間の許す限り傍聴させていただきました。議会でも意見交換会をやりました。ラーニングコモンズに対する理解が人それぞれなのです。もうちょっと突き詰めていくと、学校図書館とかに対する考え方がまちまちなのです。改築担当の課長さんがいて、一生懸命進めているのだけど、学校図書館についての考え方が散らばってしまっているのです。
よくよく調べたら、令和3年3月に武蔵野市子ども読書活動推進計画ということで、学校図書館充実ということでるる述べられている。今回の学校司書と命名するとか、時間を延長するというのも、その中の一環だというふうに理解しています。それはそれでいいのです。
この推進計画の中にも、新学習指導要領の全面実施を踏まえ、学校図書館は「読書センター」、「情報センター」、「学習センター」としての役割を高めていくこと、学校図書館の役割はますます重要になってきます、タブレット型パソコンなど新しいツールなども含め、さらに読書環境の整備を行っていきます。最後に、今後の学校改築においては、より利活用しやすい学校図書館の配置の検討が重要ですと、こう結ばれているのです。
多分この記述に沿っていくと、学校改築の際のラーニングコモンズというのはある程度理解されてくるのだけど、今読み上げたこの計画が、共有されていないのではないのかなという気がしたのです。ここのところ、学校図書館の在り方が。これからタブレット型のパソコンなんかがどんどん進んでいくのだから、調べ学習があって、タブレットがあればいいではないかということを言う人もいるわけです。それがいいとか悪いではなくて。
つまり今言ったようなことがうまく共有されていないで、学校改築の議論のときに、どんと真ん中にラーニングコモンズが来てしまうから、皆さん違和感を感じているのではないのかなという気がしたのです。ですから、この子ども読書活動推進計画をもうちょっときちんと市民の方にお知らせしていかないと、今後の学校改築のときにも、同じような議論がまた繰り返しされていくような気がするのですけれども、御見解をお伺いさせていただければと思います。