令和5年度予算特別委員会

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11659【内山委員】  令和5年度、2023年度の武蔵野市の全ての予算案に賛成をいたします。
 令和5年度予算は、第六期長期計画でいえば4年目に当たりますが、着実にその計画に沿った予算編成をしていただいているということは評価しています。だがしかし、六長は、残念なことに、初年度から新型コロナウイルス・パンデミックの対策に追われ、困難な3年間を経てまいりました。そうした中での4年目ということで言えば、計画にとどまらない新たな施策をもう少し打っていただきたかったということ、これは総括のところからずっと申し上げてきました。
 ただ、新規事業だとか、予算額を増額するとか、そういうことではなくても、しっかりとコロナによってダメージを受けた心や体、暮らし、そうしたものを回復させる、リカバリーさせるために、令和5年度は皆さんに力を尽くしていただきたいと思っています。皆さんだけではなくて、財政援助出資団体も含めて、武蔵野市の武蔵野市たる自治の力を発揮して、公共のセーフティネットの再構築を令和5年度はしっかり図っていただきたいというふうに思います。
 例えばそれは、民生費や介護保険事業で質疑しました、高齢者の方々のデイサービス、通所介護等の事業の利用が落ちていることですとか、様々これからの暮らしを考えると不安なことが山積していますので、ぜひそこは目を見開いて、耳を澄ませて、いろいろな情報をきちんと共有して、横断的に施策を充実していっていただきたいというふうに心からお願いします。
 もうちょっと申し上げますと、総務委員会に付託されていて、予算に関わることで継続審査になっている陳情が2件ありますので、この件についても意識しながら質疑をさせていただきました。1つは住民投票制度確立に向けた論点整理のことと、武蔵野公会堂改修等基本設計の件です。この2件については、大変武蔵野市にとっても重要な事項でもありますし、市民の方の注目している問題でもありますので、これについては一言申し上げます。
 総務委員会でも確認しましたけれども、住民投票制度は、自治基本条例第19条に基づいて、今後武蔵野市が制度を確立させていかなければいけないものですので、当然ながら、これまでの振り返りをしていただく必要がある。これは私も一般質問等で申し上げましたし、今後、市民が直接市政に意見を述べていくにはどういう方法があるのか、どういう場合に必要なのか、それはどういう人ができるのかなどなど、論点整理は必要だと思いますので、きちんと多様な角度で、そして原点もきちんと確認した上で、必要性、それから手法、様々議論を尽くしていただきたいというふうに思います。
 それから、武蔵野公会堂については、これも総務委員会で確認しましたけれども、将来のパークエリアについては、まだまだこれからどうなっていくかということは未知数です。その間、公会堂を現状のまま、何も改修も補修もしないで、バリアフリー基準も満たせないような施設のままで置いておくということはあり得ないことですので、きちんとここは皆様に安心していただける施設にリニューアルしていただき、それとともに、市の抱えているパークエリアの交通課題を解決するために、これも分野横断的に力を尽くしていただきたいというふうに思います。
 やはりコロナ禍でいろいろな不安とか恐怖、それがえてして不寛容な空気を呼んだり、人に対して攻撃的になる人も中にはいて、それがネット上では蔓延しているという残念な事実もあります。また、ロシアのウクライナ侵攻という、あり得ないと思われていた戦争が起きている中、本当に不安な思いで日々暮らしている方が大勢いらっしゃると思います。
 ただ、私、本当に救われたのは、先週3年ぶりに、それこそ地域の中学校の卒業式に参加させていただいて、何か、ほかの議員も泣いてしまったなんておっしゃっていましたけど、私も不覚にもやはり涙を止めることができなかった。子どもたちというのはすごいのです。こういう3年間ずっとコロナで、最初に友達と会ったのはオンラインだった。最初に担任の先生の声を聞いたのは電話だった。だけど、その危機の中にあっても、本当に自分らしく頑張っている。それで、それは──何か長過ぎますか。

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