23890【西園寺委員】 答弁ありがとうございます。そのとおりだと思うのです。先ほどのやり取りで、結局人件費を増やすということは固定費を増やすことになって、柔軟度が、自由度が下がってしまうという、そういう面もあるということは、やはり物事何でも両面ありますからということなのだけど、本当にこれから転職が当たり前の時代にもうなってしまっているわけです。少しでも条件のいいところ、少しでもやりやすいところ、少しでも優しくしてもらえるところと言ったら変ですけど、そういうところに異動していくということが──だって今、自民党の総裁選でそういう話しているのですものね、どんどん解雇を楽にしようという議論になってしまってびっくりしているのですけども、私は──そういう時代にもうなってしまっているわけなので、そういう中で、安心して落ち着いて仕事をしていただける方にしっかりといていただくということになると思います。
今回、資料を出していただきました。幾つも出していただいてありがとうございました。6ページ、7ページのは近隣市比較ということです。これを見ながら、報酬月額でいうと、例えば一般事務は21万で、まあいいやと、これだけ見たらそうなります。図書館事務は練馬よりかなり低い。それから学校事務でいうと、武蔵野市は21万で結構いいわと。それから学童クラブのほうも22万で、まずこの最初を見るといいわと。保育士さんも22万5,000円と。ぱっと見ると、こういうふうになっているわけです、これだけ見ると。なのですけれども、その右側のほうの期末勤勉手当のところ、それから一番右側の列の年収というところを見ていくと、特に図書館事務の方では大変差が大きいということもはっきりと今回出していただいたことになるわけで、一般事務、学校事務、それぞれちょっとずつその差の在り方は違いますけれども、こういう現実というのははっきり分かっております。
そうすると、こういう現実があれば、必ずしも武蔵野市で働かずに、杉並なり練馬なりに転職のチャンスを見つけたいと思う人がいるのは、ある意味当然かなということになっていくわけです。これは先ほどもやり取りがあったのですけれども、この点について、先ほど来、総務部長からも副市長からも検討委員会でやっていくのだという話ですが、それに期待するわけなのですが、それから歴史的経緯、人件費というのは、今回のこの現状の後ろに歴史がいっぱいあるということも今日のやり取りで分かりましたから、もっと知らなければいけないことはいっぱいあるのだろうということも、今日は把握いたしましたが、やはりこれは改善するということでいいのですよね。やはりそれはもう1回聞きたいです。そこをお願いしたいです。