令和5年第1回定例会

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ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ現職

4869◯8 番(ひがしまり子君)  ひがしまり子です。自由民主・市民クラブを代表して、施政方針について、また並びに基本的施策について所感を述べさせていただき、質問いたします。
 新型コロナウイルス感染症対策において、国の方針が変わり、当初保健所や医療機関が、ファクスで送られてきた患者さんの名前や連絡先、発症日のデータなど、120項目の莫大な量をHER−SYSに入力していましたが、現場からの声を受け、感染者数の全数把握を簡略化しました。65歳以上と入院を必要とされる方に限定したことで、結果、現場の負担が減り、業務が軽減されました。また療養証明書の発行も、詳しい報告の対象者が65歳以上や入院を必要とされる方に限定されることとなったため、業務改善につながりました。軽症者の方へのサポートは、東京都が行っている、自らオンラインに登録する陽性者登録センターの周知なども行い、登録の推進に努めていってほしいと思います。
 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響を受け、昨今の物価高騰など、今までにない社会変化に対応していかなければならない状況が続く中、行財政改革を進めなくてはなりません。施政方針の中でもデジタル・トランスフォーメーションの推進についての記載がありました。先日、東京都デジタルサービス局の都におけるDX推進施策の勉強会に参加をしてまいりました。都では2019年からデジタル人材の確保、ペーパーレス、判こレスなどの取組をして、削減してきた数字を見える化しています。市区町村向けにもデジタルアカデミーや伴走型支援など連携しています。
 ただ、何でもかんでも全てペーパーレス、デジタル化するのではなく、ネットを利用しない市民がいることを忘れることなく、今後も併用型で市民へのサービスに取り組んでいただきたいと考えます。
 行財政運営の項目では、第5期指定管理者制度に関する基本方針等に基づき、次期指定管理者の選定作業を進めるとありますが、評価いたします。以前から我が会派は、公募の導入で民間の力を取り入れることで様々メリットがあると考えて、提案をしてきました。ぜひ進めていってほしいと思います。
 施政方針の8ページ記載、公共駐輪場の定期利用と一時利用の整備については、ここ数年調査に調査を重ね、限りあるスペースの利用方法を改善したことは、利用者にとって使い勝手がよくなったと感じております。ただ、変更において振込用紙が二重送付されたり、利用形態を変更する際に多少のトラブルがありました。一定数の市民が定期利用をして、週5で会社に行っているという市民の利用者がいる中で、地域によってそれぞれの現状を引き続き注視しながら対応をお願いします。
 市政運営の基本的な考え方で、冒頭の中に「失った30年」という言葉が引用されて記載がありました。日本経済の発展や国民生活を充実させるためには、政府と企業が共同で取り組むべきだと考えます。そして国政、都政、市政が連携を取りながら、持ち場、持ち場で前へ進めていくべきだと考えます。質問に入ります。
 1、武蔵野市気候市民会議について伺います。自治体主催としては全国初の武蔵野市気候市民会議に注目が集まった。また新聞の社説で、民主主義自体が危ぶまれている中にあって、地方からの期待すべき動きとして紹介されたとありますが、民主主義が危ぶまれる状態とは具体的にはどのような例を言っているのか、この意図について伺います。
 今回の地球温暖化対策についてのディスカッションは、無作為抽出で選ばれた市民と公募枠の市民による会議の開催としましたが、これは一定の公平性が担保できたと考えます。私ごとですが、議員になる前、子どもプラン作成の際に無作為抽出で選ばれて、市役所で行われた意見交換に何回か参加しました。参加すると、自分が関わりを持ったプランが形になることは大変興味深く、最後まで関心が高まりました。一方でワールドカフェ方式では、ファシリテーターの方がバランスを取りながらうまく会を進行させることも重要だと感じました。
 さて、本市は2050年ゼロカーボンシティを表明しましたが、まだ多くの市民に伝わっていないと感じています。5回にわたる武蔵野市気候市民会議の評価と効果について伺います。
 また、1月22日に行われた懇談会の様子と結果についてもお願いいたします。この会議に出席した方以外の多くの市民に、環境問題に対する意識改革などをどのように伝えて関心を持ってもらえるか。市民一人一人の意識を高めることが重要だと考えますので見解を伺います。
 2番目、子どものストレスについてです。子どもの利益を最優先に考える、子ども真ん中社会の実現を掲げたこども家庭庁が、いよいよ4月に発足予定です。同庁は、厚生労働省や内閣府、文部科学省などの子ども政策を調整する司令塔として、ひとり親支援や子どもの居場所づくり、虐待や貧困など、困難な状況にある子どもの支援などに取り組むとしています。総理大臣直属の機関の位置づけとなるため、各省の大臣に対して一定の権限があります。内閣府でも、子ども・子育てビジョンは、子どもが主人公、チルドレンファーストという基本的な考えの下、これまでの少子化対策から子ども・子育て支援へと視点を移し、社会全体で子育てを支えるとともに、生活と仕事と子育ての調和を目指しています。
 当然、子どもの基本は家庭にあるということが基本です。さて、親のレスパイトとして、産前産後支援ヘルパー事業など、1時間ワンコインで利用することができます。評価できる取組ですが、乳幼児も敏感にストレスを感じているため、声なき声を聞き入れ、ストレスを解消してあげる対策が必要だと考えます。
 昨年の6月に横浜市で、生後2か月だった赤ちゃんが、産後ケア事業を提供する助産院で、助産師が部屋を離れた間に亡くなるという悲しい事故が起きました。詳しい原因は分かっていないものの、助産院で産後ケア中に起きてしまった事故に衝撃が走りました。保育園、幼稚園における取組について、マニュアル的なものはあるのか伺います。
 また、産後ケア事業の中で乳幼児に対するストレス解消の取組はあるのか、今後またどのように考えていくのか、見解を伺います。
 次に3番目、武蔵野市の農業推進の取組についてです。昨年の11月に都立武蔵野中央公園で開催したCO+LAB MUSASHINOは大盛況に終わりました。このイベントを年に1回だけのイベントとして捉えるのではなく、これを機に、ふだん農業を営む方と市民との交流の場を定期的にどのように設けることができるのか、行政だからできることを改めて考え、形にしていくことが大切です。
 昨年末に、東京むさし農業協同組合から市議会宛てに要望書が提出されました。要望内容は、学校給食の利用拡大。これは前回の一般質問でも取り上げさせていただきました。目標値は、令和7年度、市内産野菜の扱いを35%に増やすという答弁もいただいておりますが、要望内容は、その給食利用の拡大、ウクライナ・ロシア情勢等の影響による農業用資材等の高騰に対しての購入費用の助成支援の継続依頼、有害鳥獣による被害に対して本格的な調査を行い、効果的な有害鳥獣対策を、の3点でした。施政方針にも記載がありますが、改めてこのような具体的な要望も可能な限り配慮していくべきと考えますが、市としての見解を伺います。
 次に4番目、医療的ケア児コーディネーターの配置と役割についてです。武蔵境のハンモックを見学させていただきました。当時コロナ禍ということもあり、さらに現場の職員の方々が感染対策に緊張感を持って取り組まれていました。この施設は本市以外の近隣他市の子どもたちも通っている中で、橋渡し役になる、相談役となる医療的ケア児コーディネーターの役割は大切だと考えます。具体的な取組について伺います。
 次に5番目、認知症初期集中支援チームの設置、相談・見守り支援事業による在宅生活支援、まちぐるみの支え合い支援について伺います。認知症初期集中支援チームとはどのようなチームでしょうか。具体的な役割について伺います。
 福祉分野において、今後多くの計画が策定予定となります。計画が策定されることは大切なことですが、その計画が現場で生かされることが重要です。福祉の武蔵野市として、高齢者サービスのイベント、在宅サービス、施設サービス、移送サービスほか、認知症高齢者見守り支援事業など、幅広いサービスが現在行われています。ケアリンピック武蔵野は、やりがいを持って福祉現場の皆様を支える一つのきっかけとなりました。
 そして、以前より提案してきた小規模多機能型居宅介護施設の増設も進んでいることを評価したいと思います。先ほどの答弁では2つ目の施設ができるということで、ニーズがどうか見極めて、今後検討していくという答弁がありました。ニーズはたくさんあると私は考えております。今後の進捗状況なども含めて、ぜひしっかりと進めていただきたいと思います。
 そんな中で、誰もが年を取る中、市内における認知症の人の数は、5年後、約6,800人になると推計されており、年々増加傾向が見込まれております。アウトリーチ型のさらなる支援の充実が必要だと考えます。そしてまちぐるみで支え合いを実現するためには、若い年代の方々の理解も必要だと考えます。認知症サポーターのさらなる普及などを含め、認知症の理解を深めるための市としての取組について見解を伺います。
 次に6つ目、家庭と子どもの支援員について伺います。一般質問でも取り上げ、第六期長期計画の懇談会でも発言しましたが、現在、市内小学校2校、中学校1校に設置されていますが、市長は現場に行かれましたでしょうか。学校の教室にはどうしても足が向かない子どもたちに対して、時には子どもの自宅まで支援員がお迎えに行き登校するという、きめ細やかな支援を行っていて、子どもと支援員の方との信頼関係で成り立っているのだなということを感じました。そして、他学年の子どもたちが同じ部屋で勉強したり、指導員の方と会話をしたりして過ごしていました。今後市内では小・中学校の建て替えがスタートする中で、全校設置を目指すのであれば、あらかじめ部屋を確保するか、代わりになる部屋を確保する必要があります。御見解を伺います。
 次に閉鎖型喫煙所についてです。これは午前中に質問がありましたが、取り急ぎお話だけさせてください。2014年に三駅のマナーポイントが廃止となりました。その結果、駅周辺にはたばこの吸い殻が増えました。私は分煙を推進してほしいと提案をずっとしてきましたので、その結果、他の皆様の意見もあって、2020年7月1日、三鷹駅北口、2021年4月に吉祥寺と武蔵境駅に閉鎖型の喫煙トレーラーハウスがオープンしたことを評価いたします。しかしながら、吉祥寺駅北口での閉鎖型喫煙所の設置をぜひ希望したいと思います。
 次に7つ目、活力とにぎわいのある駅周辺のまちづくりについてです。武蔵境駅の東側整備事業については、住民説明会が1月26と27日に行われ、2月11日まで意見書の提出がありました。東日本旅客鉄道の事業であることは理解をしていますが、市民にとっては武蔵野市の中で行われるまちづくりの一環であるという認識です。2009年に高架化が完成しました。14年前になりますけれども、そしてその後、nonowa口と南口や北口と、ハード面の整備が一定終わりました。あとは東側がどうなっていくのだろうかと大変関心が高い住民の方が多く、市民の方からは、この後どうなっていくのかという質問を受けているのが現状です。まちづくり条例の手続に沿って進められていく中で、今後まちづくりとして、JR、市、市民の関わり方について伺いたいと思います。
 以上、壇上からの質問といたします。よろしく御答弁をお願いいたします。

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