令和5年第1回定例会

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下田ひろき
下田ひろき
会派に属さない議員現職

4892◯23番(下田ひろき君)  皆さん、こんにちは。23番下田ひろきです。2期目最後の一般質問をしたいと思います。
 あっという間の8年間でした。8年前に、全く右も左も分からず市議会議員になり、慣例や様々なルールなど、大きな衝撃を受けておりました。完全無所属を貫き、党利党略関係なく、市長に対しても、よい政策に関しては応援し、市民が疑問を持つような政策に関しては声を上げ、是々非々でやってきた8年間でございます。いろいろな考えの多様性に富んだ議会構成の中、ただ一つ言えることは、一人一人が市民の代表であり、市民福祉の向上を第一に考え行動しているということは紛れもない事実だと確信しております。8年間ありがとうございます。
 それでは、通告に従い、一般質問をしたいと思います。今回は、大きな項目で4つ質問させていただきます。
 1つ目、市長の退職金について。市長の1期目の市長選挙で、邑上前市長の継承と発展を掲げ当選をし、その中の公約として、退職金を3分の1にするという公約がありました。多くの市民から、松下市長への期待と称賛の声が私のところに届きました。満額ですと1,600万円前後の退職金を3分の1にし、公約どおり、退職金減額の条例を提出して有言実行した姿は、非常にまばゆく、神々しい松下市長を感じることができました。2期目の選挙では公約には入れていないものの、邑上市政の継承と発展を掲げていますので、邑上前市長同様、市長任期中は3分の1にし続けるだろうと、私含め、多くの市民の皆様も考えております。令和3年第4回定例会の私の一般質問で、市長退職金を3分の1にするのか質問したところ、市長は、2期目の公約としておりません、適切な時期に判断したいという、私が想定していた答弁と違う答弁で驚いたことを覚えております。非常に歯切れの悪い答弁でした。昨年の11月に特別職報酬等審議会もあり、そろそろ適切な時期だと考え、改めて質問させていただきます。
 1)令和3年第4回定例会で、市長退職金について2期目も3分の1にするのか質問したところ、今後適切な時期に判断をしてまいりたいと考えておりますという答弁でしたが、その後、市長退職金は満額なのか、3分の1にするのか、伺います。
 2)邑上前市政の継承を掲げ市長に当選したと思うが、退職金に関しても、邑上前市政を継承していくべきだと考えるが、御見解を伺います。
 続いて、大きな質問の2つ目に入ります。次に、自転車ナビマーク、ナビラインについてです。市民の方からの問合せで、自転車ナビマークが市内の道路で何種類かあって混乱する、色が剥げているなど問合せをいただき、調査研究しております。自転車ナビマーク、ナビラインの表示する意味として、自転車が通行すべき部分及び進行すべき方向を明示するものであり、自転車は矢印の向きに進行するというものでございます。逆行はちなみにできません。自転車ナビマーク、自転車ナビラインは、道路交通法に規定されている自転車通行方法について、自転車運転者及び自動車ドライバーに対して分かりやすく周知し、実効性を高めることを目的として設置しているものです。新たな交通方法や罰則を定めた道路標示ではありません。
 本市としては、警視庁や都道に先駆け、平成17年にかたらいの道、市道16号に設置し、その後、平成29年4月に策定した武蔵野市自転車走行環境づくり推進計画に基づき、道路の構造や利用状況、交差点における安全性等を踏まえて、自転車道、自転車専用通行帯、車道混在──自転車ナビマーク、自転車ナビラインのことです──等の適切な手法を選定した上で、東京都、警視庁と連携し、歩行者、自転車、自動車が共存できる環境の整備を進めているところでございます。
 警視庁や都道、他自治体の市道、区道では、標準タイプのデザインで設置されております。標準タイプはこのタイプになります。本市では、令和元年以降、最近は標準タイプのものではなく、武蔵野型と呼ばれているような武蔵野市独自のマークが──これが武蔵野市独自のマークなのですけど──採用をされております。本市では都道や市道があり、場所によって標準タイプがあったり、令和元年以前の青いマーク──これが青いマークなのですけど──があったり、本当に市民が混乱するというのは理解できるところであります。
 また、三鷹市、小金井市、杉並区、練馬区エリアの隣接している自治体の道路は標準マークで整備していて、本市は、武蔵野市の独自マークで整備していくと、混乱したり、違う自治体に行くとマークが違うということも可能性としてはあります。混乱せずに標準タイプに合わせることがいろいろな意味でもいいのではないかと考えているところです。
 そこで質問です。
 1)武蔵野市内の都道、市道を含め、自転車のナビマーク、ナビラインの種類は何種類あるのか伺う。
 2)都道と市道の自転車ナビマークが違う理由を伺う。また、市民から自転車ナビマークが違うと混乱するという意見もあるが、御見解を伺います。
 3)多摩25市、東京23区の市道、区道でも使用されている標準自転車ナビマークを使用するべきだと考えるが、御見解を伺う。また、なぜ本市だけ武蔵野型と言われている独自のマークを設置しているのか伺う。
 4)市道に設置されている自転車ナビマークが、令和元年以降、青のマークから白のマークに変わったが、理由を伺う。
 5)現在の自転車ナビマークのデザインはどのような基準で決定に至ったのか、経緯を伺う。また、デザインにはデザイン料などが支払われたのか伺う。
 6)現在の自転車ナビマークの設置コスト面で考えたとき、他自治体等で設置している標準自転車ナビマークのほうが安いという御意見もあるが、御見解を伺う。また、型枠など製造コストなどを考えると割高になると考えるが、御見解を伺う。
 7)今後、武蔵野市自転車交通環境づくり推進計画に沿って自転車走行空間の整備を推進していくと思うが、自転車ナビマークは状況によって変えていくのか伺う。また、道路選定などを含め、どのような整備方針で整備を進めているのか、伺います。
 続いて、シルバー人材センターについてです。先ほど他の委員からもシルバー人材センターについての質問がありましたが、重複するところもあるとは思いますが、よろしく御答弁のほどお願いします。
 会員さんからの相談や内情を最近耳にすることが多々あります。理事会なども様々な理事がいて、時には白熱した議論になることもあると聞いております。会員様から、今のシルバー人材センターの事務所の件でも、先ほど答弁がありましたけど、会員が来てもゆっくりできるスペースがないなど、いろいろと御意見をいただきます。
 以下質問です。
 1)昨年2月の理事会が、理事長が途中退席し、流会となったと聞くが、そのような事実があったのか、把握しているのか伺う。また、事実なら、途中退席した理由を伺う。
 2)現シルバー人材センターの場所について、狭く、会員が来ても談話室もなく、また、防災、災害時の観点からも利用しにくいという話も聞くが、今後、移転なども含め検討していかなくてはならないと思うが、御見解を伺います。
 大きな質問の4つ目に入らせていただきます。コロナワクチン副反応についてです。ワクチンを打った後、長期にわたる後遺症に悩まされる当事者を取材した「薬害 コロナワクチン後遺症」という本を読ませていただきました。著者は、対面や電話、オンラインなどで20名ほどの後遺症患者を取材し、1年以上かけて同書を著しております。著者は、ワクチン接種後の死亡者、副反応疑いは、数字や症例として報告されますが、取材を通して伝えたかったのは、その背後には、生身の人間の悩みや苦しみがあるということです。ワクチン接種によってたくさんの人生が損なわれている現実を知ってほしい、そういう思いを込めて執筆しましたと話しております。
 20歳のプロボクサーは、ワクチンを打った後、胸の痛みや息苦しさ、倦怠感が生じて練習ができなくなり、チャンピオンになる夢を絶たれました。夫と共働きで家計を支えてきた40代女性は、接種後に全身がばらばらになるような関節痛やふらつきに襲われ、パートを続けられず生活苦に陥った話や、ワクチンを打った中学生の息子は、ひどい倦怠感や発熱で学校に行けなくなり、わらにもすがる思いで治療法を求めて駆けずり回る母親の話もありました。親として、本当に子どもに打たせるのではなかったという後悔もあるでしょう。しかし、自分を過度に責めてほしくないと著者は言っております。なぜなら、マスコミも、国も、ワクチンのデメリットをほとんど伝えず、とにかく感染拡大防止のため、周りのために打ちましょうと言ってきたから、本書に登場する人の多くは、自分のためではなく、高齢者にうつしてしまったら重症化するから、勤務先のお客さんに迷惑をかけないためにと、他者や社会を守るため、利己的ではなく、利他的に接種した結果、後遺症が疑われる症状が生じて、長きにわたって苦しんでおります。本来、こうした人々は率先してケアされるべきだが、政府や医学界はワクチン接種を推進しながら後遺症の訴えには目を背ける、この現状に著者は憤りを感じていると取材で答えております。
 私自身、ワクチン接種は、ベネフィット、リスクなどを考えた上、打たない選択をしました。また、2回打ったが、副反応やリスクなどを考え、3回目、4回目は打っていないという市民の方からも連絡いただくことがあります。ワクチンの有効性というのは理解しているところですが、リスクや、ワクチン後遺症で苦しんでいる人がいることや、ワクチン接種後に亡くなった人がいるということは、しっかりと市民に伝えていかなければならないと考えております。
 今年2月、仙台で、ワクチン接種後に亡くなった遺族や支援者でつくるワクチン被害者遺族の会が記者会見をして、その中で、予防接種健康被害救済制度についても話しておりました。申請にすごく手間がかかり、なかなか素人では申請が難しい。また、親族が亡くなった直後で精神的にもつらい中に、申請することもできない。また、その制度自体、全く知らない方がほとんどではないかと話しております。
 市としても、ワクチン後遺症やワクチン接種で亡くなった御遺族などに関しても、寄り添った対応をしていかなければならないと考えます。予防接種健康被害救済制度は、予防接種の副反応により、健康被害は極めてまれですが、不可避的に生ずるものですので、接種に関わる過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するというものです。予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときには、市町村により給付が行われます。申請に必要となる手続等については、予防接種を受けられたときに住民票を登録していた市町村に相談するという制度です。
 昨年の第1回定例会で、申請件数、相談件数、死亡での申請件数を質問させていただきました。そのときの答弁では、申請書等を渡した件数としては11件、そのうち申請があった件数はこれまで4件でございます。また、健康被害救済制度に基づく死亡一時金及び埋葬費の申請が1件出されている状況ですという答弁でした。そこで、再度直近の数字を把握するために質問します。現在の予防接種健康被害救済制度の申請件数と、申請に関する相談件数の累計を伺う。また、健康被害と死亡での申請件数も伺う。
 副反応疑い報告制度においても質問しましたが、昨年第2回定例会での質問では次のような答弁でした。ファイザー社ワクチンで1,549件、武田/モデルナ社のワクチンで140件が死亡としての報告が上がっております。重篤者は、ファイザー社ワクチンで619人、モデルナ社ワクチンで930人の報告が厚生労働省に上がっているという答弁でした。そこで質問です。副反応疑い報告制度において、ワクチン接種後の死亡例として報告された最新の全国の事例及び重篤者数の累計を伺います。
 昨年1月から10月末までの超過死亡が全国で推計9万人を超え、12月までの人数を足すと10万人に達するということです。昨年の第1回定例会で本市の死亡者数に関して一般質問をさせていただきました。本市でも2021年の死亡者数は1,244人になりました。2018年1,178人、2019年1,180人でしたので、コロナワクチンとの因果関係は分かりませんが、本市でも超過死が起こっていることは事実でございます。そこで質問です。本市全体の令和4年の月別死亡者数と総数を伺います。
 以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしく御答弁のほどお願いいたします。

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