
西園寺みきこ
映像ID: 2407
4907◯24番(西園寺みきこ君) 御答弁ありがとうございました。では、水道水のPFOS・PFOAのほうからいきたいと思います。
まず、1月、2月に井戸ごとの検査を実施してくださったということについては、とにかく水道事業者としての責任をきちんと果たすという姿勢がはっきりと感じられましたので、そのことには感謝を申し上げたいと思いますし、この後の数値にしっかりと注目をしていかなければいけないなと。やはり、東京都に一元化していない武蔵野市としては、とにかく正しい、正確な、客観的な状況をきちんと踏まえて、それを適切な時期にきちんと市民の皆さんに御説明できるようにするということは絶対に欠かせないことであるというふうに思っておりますので、正式に出次第ということですから、それを待ちたいと思っております。これは、今の国の暫定基準が50ですから、50を超えるようなところが武蔵野市でもないことを祈るばかりでございます。実際にお隣の西東京でも止まっているところはあるわけなので、そういう状況が武蔵野市で全く起こらないとは私は思っていないのです。そのためにも、井戸ごとの測定をきちんと行うということは、今回はまずできたというふうに思います。
再質問としましては、やはりこれを、何か話題になったときだけではなくて、定期的に井戸ごとの検査というのはやはり織り込んでいかなければいけないのではないかなということなのです。それを再質問としてまず1点申し上げたいのです。これは、誤解のないようにはっきり言っておかなくてはいけませんが、この有機フッ素化合物の健康被害は、まだはっきり疫学的に証明はされておりません。いろいろなことが懸念されていて、大阪の摂津市のダイキン工業の近くでも、いろいろなことが調査されているのですが、はっきりこうだという医学的に定まった見解があるわけではないのです。だけど、その一方で、なぜこういうふうに私が言わなければいけないのかというのは、この物質がたまる一方だからであります。非常に分解しにくいので、今、例えば、私の血液中濃度がさっき8.4だったのですけども、このまま飲み続ければ、これが10、12、20というふうに、年月が過ぎれば上がっていくものであるということなのです。だから、継続的にチェックしていかざるを得ない、減るということがなかなか期待できない。いずれはじわじわ上がって50になってしまうのではないかということだって考えざるを得ないのです。なので、こうやって議会で取り上げて、継続的なチェックの体制は取っていただきたいということを申し上げたいわけであります。これが、定期的な検査がやはり必要ではないですか、それをきちんと計画に入れるべきなのではないですかということを再質問で言いたいと思います。
再質問の2つ目ですけれども、武蔵野市は独自で水道をやっていますけれども、東京都、それから国、今ようやく国のほうでも、何か重い腰を上げてというか、取組が始まっているということも聞いておりまして、ようやく、土壌の中にこの有機フッ素化合物がじわじわ染み込んでいく、その状況の測定方法すら、私らの国にはないので、まず測定するための方法をつくりましょうよということを環境省が言っているということです。ようやくその測定方法を、きちんとスタンダードの方法を決めましょうと今言っている段階です。それも注目しなければいけないのですが、それをもっと急いでほしいということも国に言わなければいけないと思っているのです。
それから、この基準についても、先ほどの検討会でもようやく話が始まったぐらいの感じ、そして、内閣府の食品安全委員会のほうでも、多分今この時間、ちょうど今の時間に安全委員会が開かれて議題になるという情報も入っています。ようやくこの有機フッ素化合物の汚染の健康影響についての話が始まっていくのかなというところまで来ているのですけれども、こういうふうな状況の中で、国や都にも、市長会とか、いろいろなやり方、手法を使って、この問題に対してきちんと調べたり、基準をつくったり、それから除去対策、どうやったらこの有機フッ素化合物がフィルトレーション、ろ過して取れるのかみたいな、そういうことについて要望すべきというふうに思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
再質問の3つ目として、武蔵野市では、飲料水の深井戸だけではなくて、農業用、災害用の井戸もありますよね。これは浅井戸もありますよね。ここももしかしたら将来的には、市内産野菜への影響というものを考慮に入れなければいけないかもしれなくて、ここの測定ということもこれからきちんと検討すべきと思います。
水について再質問3つお願いしたいと思います。