4985◯市 長(松下玲子君) 2点の御質問かと思います。
まず1点目、本多議員が御指摘する戦略的な広報、これはただ単に情報をお知らせするだけではなくて、市の取組を戦略的な広報という形で発信していくのは、これは大切な視点だなというふうに思います。外部人材をどのように活用するのか、それとも内部での育成をするのか、また広報の部署に置くのか、産業振興の部署に置くのか、様々考えられる方法があると思いますので、御指摘いただいた点も考慮しながら、武蔵野市として、いいことをやっているけど、きちんと伝わっていないと言われないように、戦略的な広報ができるように努めていきたいなというふうに思います。
もう1点目につきましては、まず社会の状況が変化をする中で、変えるべきものと、これは本多議員もおっしゃっていましたが、変えてはいけないもの、変化しても守っていかなければいけないもの、変化に応じて変えていかなければならないものというのがあると思います。
ではその判断をどうするかということは、やはりこの間コロナ禍におきましても、様々一つ一つ、事象というか、事業というか、条例の提案とか、その中で御議論いただく中で、今コロナ禍なのだからやめたほうがいいという御意見も、同じことでもあったり、いや、コロナ禍だからこそ進めるべきだということも。これは子どもの医療費助成を高校生まで拡充するときに議論があったと私は認識しておりますので、市として、市長として提案するときには、コロナ禍であってもやるべきだと思って提案しています。
そこを、やはり二元代表制の議会の皆様が、コロナ禍だから延ばしたほうがいい、いや、コロナ禍でもやったほうがいいというのを御議論いただいて、最後は、今例に挙げました子どもの医療費助成に関しては、議決という形で判断をいただいて、結果、コロナ禍であっても医療費助成の拡充を進めて今日に至り、今となっては東京都も都内全部で進めようということで、武蔵野市は先行して行っていましたので、容易に都の仕組みに乗ることができた、準備しておいてよかったなというふうに思いますので、そういういろいろな場面、場面で意見が分かれたときに、きちんと議論をしながら、状況によって変えるべきか、変えざるべきかというのは判断していきたいと思っております。
以上です。