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5037◯市 長(松下玲子君) ただいま議題となりました議案第6号 武蔵野市子どもの権利条例について御説明申し上げます。
全ての子どもは1人の人間として基本的人権を持つ存在であり、一人一人の個性に応じた健やかな成長が保障されなければなりません。本条例につきましては、本市において、未来にわたって子どもの権利と尊厳が尊重されるよう、新たに制定するものでございます。子どもはまちにとって未来であり、まちの希望であり、平和と活力の源であるとの認識に立ち、行政や学校、家庭や地域におけるおのおのの役割を明らかにするとともに、子どもに優しいまちづくりを推進する取組や、子どもを権利の侵害から救済する仕組み等を定めるものでございます。
本条例は令和2年度から検討を開始し、令和3年5月には武蔵野市子どもの権利に関する条例検討委員会を設置し、検討を重ねてまいりました。また、中高生世代のワークショップや子どもへのアンケート、パブリックコメントなども実施しながら、子どもの声を聞き、様々な御議論、御検討を踏まえ、令和4年11月に市による条例素案を作成いたしました。この条例素案に対するパブリックコメント手続等では、子どもを含む市民の皆様からたくさんの御意見をいただきました。これらの御意見を踏まえてさらなる検討を重ね、このたび条例案提出の運びとなりました。
なお、本条例の条文につきましては、子どもに理解しやすく、親しみやすいものとなるよう、条例という形式においてもできるだけ平易な用語を用いるよう工夫し、文体をですます調を用いることとしてございます。
条例の具体的な内容につきましては、担当部長より御説明いたします。