5152◯子ども家庭部長(勝又隆二君) まず子どもの声の反映につきましては、先ほど委員長のほうから取組について、審議の内容を御紹介いただきましたけれども、具体的に、特に子どもの意見を聴くために、まずは先ほどムサカツの御紹介はありましたが、それだけではなくて、実際に小・中学生の子どもに対して、「こどものけんりってなぁに?」というような周知のものをこれまで第5号までつくっておりますが、その中で子どもの権利条例ですとかをはじめとした子どもの権利に関する周知、学校のほうからも説明していただきまして、そしてその中で、検討委員会のパブリックコメントや素案のパブリックコメント、これも学校のほうで説明していただいて、1,000を超える多くの意見をいただきましたので、それも条例の中には反映するということで、子どもの声はしっかり聴いてきたと思っています。
また私立に通われている子どもについても機会を捉えまして、全員に個別に、各それぞれのお宅にダイレクトメールを送りまして、子どもの権利についての意見を募集したということで、幅広く子どもの声は反映したものと考えています。
もう一つ、まずオンブズマン制度。以前の議論については私も承知しております。そのときにも、この子どもの権利条例については、子どもプランにしっかり子どもの権利、子どもの最善の利益を尊重しという、その条約の趣旨が入っているのでというような答弁も、当時さしあげたと思います。ただ、市長が松下市長に替わられたということもありますので、その後できました第五次子どもプランには、この権利条例についてしっかりと議論していくというのを計画の中にしっかり位置づけて、これまで検討を重ねてきました。
コスト論についてはその中で、子どもプランを策定した後は、コストではなくてやはり子どもの権利の観点でございますので、コストと単純に比較するものではないということもありましたから、コストがかかるからやる、やらないという議論はしておりません。あくまでも子どもの権利をしっかり保障し、守っていくためという観点で、これまで議論を進めてきたという経緯がございます。
以上です。