令和5年第1回定例会

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本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

映像ID: 2430

5267◯7 番(本多夏帆君)  今後のためにも討論させていただきます。陳情にある問責決議を、文字どおりではなく、趣旨と捉え、意見つき採択を行うといった流れもあった中で、話がまとまらず、このような結果となったと認識しておりますが、これでは議会としての自浄作用がない、そう見えても仕方がないと感じています。市民からの陳情はもちろん、議員の質疑もベースは主観です。事実確認をするのは当たり前ですが、最初も最後も主観、私はこう感じました、こう思いますと、ほとんどの議員が議会で発言していると思います。
 そうした中で陳情に対して、これは議事録にある内容なので、言った、言わないの議論ではなく、陳情としてのていをなしていない、陳情権の濫用につながりかねない、間違った前例になるおそれがあるなどと議会で発言するのは、議会基本条例にある議員倫理や、第10条「議会は、請願及び陳情を市民からの政策提案として受け止め、当該請願者及び陳情者の説明機会の確保に努めるものとします」という議会の姿勢に対し、構成員である議員としてそぐわない言動と考えます。
 一方、このように趣旨は理解できるといったときに、その陳情をどのように扱うのかという、ある種の審査基準については、議員ごとに解釈の幅がある、かつ市民に対し議会がその説明を行えていないのではないかという課題があると思っています。これは今後の議会改革の議論において、より市民が陳情などを活用して、政策がブラッシュアップされていくことにつなげることが大切だと考えます。
 以上より、これまでも陳情の記書きにある表現を重視する立場を取ってきたことから、陳情に不採択の立場を取りますが、議員として、市民からの信頼を損ねるような言動は厳に慎むことへの自戒を込め、そして改めて議会の機能につき、改革の必要性を提案し、会派を代表しての討論といたします。
 以上です。
             (22番 山本ひとみ君 登壇)(拍手)

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