
山本ひとみ
映像ID: 2430
5268◯22番(山本ひとみ君) それでは、ただいま議題となっております陳受5第4号 桜井夏来議員に問責決議を求める陳情について、私はこの陳情に賛成できませんので、反対という立場で討論をさせていただきたいと思います。
この陳情の記書きは、問責決議を特定の議員に上げるべきだという内容でございます。まずこの問責というのは、議員の処分でありますので、それもかなり重い処分であり、極めて慎重にすべきと考えます。今回の内容に当たらないと私は考えます。またそもそも処分というのは、議会の中の自治の機能としてやるべきものだと私は考えております。
また先ほど委員長からの報告もありましたが、桜井議員本人が事情を議会運営委員会で説明しております。発言の技量という部分についても説明があったということを、皆様にも受け止めていただきたいと存じます。さらに議員の発言というか、言葉について言えば、それはそれぞれの議員がどういう発言がいいのか十分吟味をして、検討して、発言を選んですべきものと考えております。
最後に、陳情する権利ということについて申し上げます。陳情する権利というのは、その内容に対して賛成とか、反対とか、いろいろな意見が議員にあると思いますけれども、それとは別に、自治基本条例にもありますが、市民が市政に参加していく重要な方法であると考えております。その点では、武蔵野市は請願も陳情も、提出した人が10分間までの陳述をするということを認めており、これに対する質疑も行うことができます。いずれも休憩中ですが、こういった点についても非常に優れた制度がある。これからも、陳情する権利ということを市民の方にも生かしていただきたいと思っています。
こうしたことを踏まえましても、今回、桜井夏来議員に問責決議を求める陳情というのは、これは採択するのはよくない、不採択にすべきだと私は考えておりますので、陳情に対する反対の討論とさせていただきます。