令和5年第1回定例会

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5295◯4 番(桜井夏来君)  それでは、会派小さな声を活かす会を代表しまして、令和5年度の一般会計、3特別会計、上下水道事業会計の予算に賛成の立場で討論をさせていただきます。
 3年に及ぶコロナ禍は、いまだ終局を見てはいないものの、5月からは感染症5類に移行し、新たな社会生活の在り方を模索していくことになりました。一方、ロシアによるウクライナ侵攻は、いまだに停戦の糸口が見えず、無辜の市民の犠牲も増え続けています。さらに、エネルギー危機に端を発した物価の高騰が40年ぶりの水準となり、生活物資や光熱費の相次ぐ値上げが市民生活や事業者の収益を圧迫しています。こうした中で編成される令和5年度予算には、市民の困難や不安を払拭するための即効性のある対応とともに、持続可能な安定した社会を取り戻していくための長期的な視点に立った取組が求められていると考えています。
 6日間にわたる予算特別委員会の中では、そうした視点に立って慎重な審査を行わせていただきましたが、総じて、令和5年度一般会計は、手堅く、無駄のない、めり張りの利いた予算であることが確認できたと受け止めております。議論の中では、より積極的な政策展開を求める意見もありましたが、先の見通しが立てづらい社会状況や、物価高騰により市の事業コスト自体も上昇していることを踏まえると、新規事業の実施に慎重とならざるを得ない事情も理解ができます。ただ、今後の社会情勢の変化も予断を許さないこともまた事実だと思いますので、引き続き、よく状況を注視し、市民の命や暮らしに深刻な不安が及ぶような事態となれば、ちゅうちょすることなく補正予算を活用して万全の対応を取っていただくことを改めて要望しておきたいと思います。
 今回の予算特別委員会の審査の中では、これからの武蔵野市が目指していくべき方向性についても可能性を感じることができるやり取りがありました。その一つが、緑・環境分野において打ち出された新規の政策です。家庭で使用する電気を再生可能エネルギーに切り替えることに対して協力金を設けるなど、他市に先駆けた取組で環境分野におけるリーダーシップを発揮していこうという姿勢は、高く評価できるものと考えております。また、気候市民会議の成功やTeensムサカツにおける活気のある議論など、まちの未来を決める重要な政策の策定に当たって市民参画が図られ、大きな成果が得られていることも議論の中で確認ができました。令和5年度以降も、第六期長期計画・調整計画の策定や吉祥寺駅南口パークエリアのまちづくり、あるいは住民投票制度確立に向けた論点の整理など、広く市民の参画が望まれる課題が相次ぎますので、ぜひこうした成功体験を生かして、「伝える」「伝わる」からさらに一歩前に踏み出した、市民が関わる市政の在り方を実現していただければと望みます。
 令和5年度も引き続き困難な課題への取組が予測されますけれども、ぜひ市民と行政が力を合わせて、希望の持てる未来を切り開いていく、言わば反転攻勢の年とできることを願っておりますので、「誰もが安心して暮らし続けられるまちへ 平和が続く未来をつくる予算」と題されました本年度の予算に賛成をしたいと考えております。今後も、武蔵野のまち、誰もが安心して暮らしていける、そういう状況を守っていくために私も力を尽くしていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いしたいと思いまして、賛成の討論とさせていただきます。
 以上です。
              (6 番 宮代一利君 登壇)(拍手)

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