令和5年第2回定例会

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5369◯12番(笹岡ゆうこ君)  12番笹岡ゆうこです。4月に行われました市議会議員選挙におきまして、市民の皆様から御支援を賜り、4年ぶりにこの場に戻ってまいりました。改めて責任の重さを痛感するとともに、身の引き締まる思いであります。公約に掲げましたとおり、武蔵野育ちの30代、真ん中の世代として、子育てと介護、この2つの柱を中心に、地道に一つ一つ取り組んでまいりたいと思っております。
 通告に従いまして、質問させていただきます。
 件名、コロナ禍を経て、今後の武蔵野の子ども子育てと高齢者福祉等について伺いたいと思います。
 世界中に影響を及ぼした未曽有のコロナ禍で、時代の変化が急速に、急激に新たな局面を迎えたと感じています。市民生活を支える基礎自治体が対応を迫られる課題は複雑化、多様化し、公の役割とその責任はますます大きくなってきていると考えます。
 本年5月から新型コロナウイルス感染症が5類に変更されました。今、このコロナ禍によって傷んだ市民生活を振り返った上で、今後の武蔵野市をどうしていくか考えることは避けては通れないと感じています。よって、質問させていただきます。
 大きな1番、子ども子育て分野と高齢者福祉分野におけるコロナ禍の振り返りと、それらを踏まえた今後の市の取組について伺います。
 1)子ども子育て分野について伺います。コロナ禍における生活困窮相談は増加したのか。また、子育て世帯生活支援特別給付金の実績を伺います。今後、第六次子どもプラン作成においても、子どもの貧困調査を含めた子育て世帯の実態把握をしっかりと行っていただきたいと考えますが、市のお考えを伺います。
 2)高齢者福祉分野について伺います。令和5年3月武蔵野市介護職員・看護職員等実態調査、高齢者の介護予防・日常生活アンケート調査、要介護高齢者・家族等介護者実態調査、ケアマネジャーアンケート調査、高齢者の在宅生活継続調査──こちらの3つです──などの各種調査を重ねていることを高く評価しております。これまでの進捗も含め、そこから見えてきたことを武蔵野市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画、武蔵野市第5期健康推進計画、武蔵野市第4期健康福祉総合計画・第6期地域福祉計画、これらこれからつくられるものにどのように生かしていくのか、市のお考えを伺います。
 大きな2番、保健センターの大規模改修に伴うこれからの子育て世代包括支援センターについて伺います。
 本市は武蔵野市第六期長期計画、第五次子どもプラン武蔵野において、子どもと子育て家庭への支援に関するこれまでの課題から、妊娠期から切れ目のない包括的な支援を実現する複合施設の必要性について検討を行ってまいりました。令和4年武蔵野市立保健センター増築及び複合施設整備基本計画によると、子どもと子育て家庭の支援施設を含む複合施設として整備を行うとあります。本市のこれからの子ども子育て支援において、縦割りではなく、横のつながりでの一層の支援体制強化と、子ども子育て支援の一つの大きな拠点としての役割に期待しております。
 そこで質問いたします。
 1)建て替えに伴う整備において、子ども子育て支援に対する市の理念や考えを伺います。
 2)ハビットにおける療育相談の現況、課題について伺います。子育て世代包括支援センターでは、どのような取組を計画しているのかも伺います。また今後は、幼児期だけにとどまらず、学齢期との相談連携も一層進めていただきたいと考えますが、市のお考えを伺います。
 3)一人一人の家庭と子どもの育ちはケース・バイ・ケースであり、ますます複雑化する課題に対応していくために、専門人材の確保が課題だと考えますが、展望を伺いたいと思います。また、親同士のつながりのペアレントメンターによる支援も大切だと考えています。市のお考えを伺いたいと思います。
 4)子育て世代や子どもたちが日常から使いやすく、公の支援やつながりを信頼し、身近に感じられるような工夫が必要だと思っています。ソフト面にとどまらず、ハード面のデザインも大切だと考えますが、市のお考えを伺います。
 大きな3番、不登校、学習障害(LD)を持つ児童生徒への支援を一層進めていくことについて伺いたいと思います。
 1)不登校の児童生徒の数の推移を伺います。
 2)学習障害、ラーニング・ディスアビリティ──以下、LDと呼びます──とは、知的発達に遅れはないものの、読むことが苦手なディスレクシア、書くことが苦手なディスグラフィア、算数が苦手なディスカリキュリアなどがあるとされ、学齢期になってようやく気づかれるものがあるものです。学習障害のある、LDを持つ児童生徒の現況を伺います。今後、啓発も含めた理解促進を進めていくべきだと考えますが、市のお考えを伺います。
 3)家庭と子どもの支援員について、今後も市内に一層の展開を期待いたしますが、市のお考えを伺います。
 4)市のチャレンジルームやクレスコーレ、スクールソーシャルワーカーなどの取組を評価いたしております。今後も児童生徒の学習機会が失われないような機会提供の工夫と多様化に取り組むべきだと考えますが、市のお考えを伺います。また、チャレンジルームまで通うところまで行けない児童生徒について、日々プレッシャーを感じ過ぎることのないように、オンラインで緩くつながるなどを提案いたしますが、市のお考えを伺います。
 5)子育て世代包括支援センターにおける今後の取組についても、市のお考えを伺います。
 大きな4番、武蔵野らしいこれからの地域包括ケアについて、そして認知症について伺います。
 今後、団塊の世代が75歳を迎える2025年問題や、これまでのコロナ禍の経緯を踏まえて、年を重ねても安心してその人らしく暮らせるまちをつくっていきたいと考えています。価値観や生き方が時代とともに変わってきている中で、人生100年時代の武蔵野らしい地域包括ケア及び公の在り方について、いま一度考えていく必要があると思っています。
 また、令和5年3月、高齢者の介護予防・日常生活アンケート調査、要介護高齢者・家族等介護者実態調査報告書によると、本市の要介護1の方の32.7%、要介護2の26.0%、要介護3以上の27.3%の方々が独居老人であり、2025年からの山場と言える時期をどのように乗り越えていくのか。老老介護問題、ダブルケア・トリプルケア問題なども対策が必要だと考えています。
 そこで伺います。
 1)テンミリオンハウス、いきいきサロンなどの取組を評価いたします。自分の足で通える比較的元気な高齢の方々から要支援・要介護の高齢の方々まで、居場所の多様化が必要だと考えています。市のお考えと課題と展望を伺います。
 2)認知症の数の推移について伺います。世田谷区は令和2年、世田谷区認知症とともに生きる希望条例を制定いたしました。本市も認知症の方々の意思と権利を尊重する一層の取組が必要だと考えますが、市のお考えを伺いたいと思います。
 3)本市の認知症見守り支援ヘルパーについて、こちらの導入時の理念や趣旨は大変すばらしく、本市らしい取組だと考えています。この課題と今後の展開について伺いたいと思います。
 4)訪問介護について。介護福祉人材の人材育成と確保、持続可能な働き方について、課題があると考えていますが、対策を含めた市の考えを伺いたいと思います。
 5)なかなか実態が見えてこないダブルケア・トリプルケアの実態把握について進めていくべきだと思いますが、市のお考えを伺います。
 大きな5番、武蔵野市福祉公社について伺います。これまでの本市の高齢者福祉分野において、また、特に近年のコロナ禍において、武蔵野市福祉公社──以下、公社と呼びます──は、セーフティネットとして、地域の福祉を支える拠点として大きな役割を担ってきたと考えています。
 1)公社の役割について、市のお考えを伺います。また、コロナ禍の振り返りも含めて、今後の課題と展望について伺います。
 2)令和5年4月、福祉公社と市民社協の新社屋建設検討委員会報告書が出されました。建て替えに当たっては、引き続き、地域における相談支援、福祉人材育成の拠点、地域福祉のセーフティネットとしての役割や、共生社会を実現する社会資源として一層の発展を期待していきたいと考えておりますが、市の見解を伺います。
 最後に大きな6番、今後立て続けに整備されていく小・中学校の改修・改築と災害時の避難計画について伺います。
 令和2年、武蔵野市学校施設整備基本方針が報告されました。本市の市立小・中学校施設の多くは昭和30年から50年に建築され、最も古い学校施設は、2020年に築60年となったため、順次改築・改修が必要となっております。今後、約20年をかけて、学校教育の在り方も含めて、多角的・計画的に検討されて行っていくわけでありますが、それに伴う防災対策の目線がすっぽりと抜け落ちているのではないかと感じました。例えば、大規模災害発災時、改修・改築に当たっている学校の学区の市民が、本来避難しようとしていた学校に入れないなどの防災計画等の様々な変更が生じることが予想されます。十分なスペース確保や、各種対策、そして何よりも市民への十分な周知などが必要であると考えますが、市のお考えと今後の対策について伺います。
 以上で壇上からの質問を終えます。よろしく御答弁のほどお願いいたします。

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