5374◯教育長(竹内道則君) 私からも再質問にお答えいたします。
WISC検査などがなかなか受けられないということも少し、そういう状況については把握をしておりますが、教育支援センターの相談員なども、なかなか時間の都合などを合わせることが難しい点もありますけども、こちらについても、なるべく検査の機会につながるように努めてまいります。
それから、教室で子どもたちの様々な困難に気づくということは大事だと思います。以前にもお話ししたかもしれませんけども、国語の伝説的な教師で大村はまさんという方が、黙読が苦手な子どもたちに早くに気づくことの重要性を何回も言っていました。発達障害とは別の面もありますけども、そういった意味で、先生たちが教室で子どもの困り感に気づくということで、先ほど御紹介したような、東京都もアセスメントを割と具体的な例を挙げて小学校・中学校別に出したりしていますので、そういったことも含めて、より先生たちが気づけるよう、身近な大人が気づけるようなところにつなげていきたいと思っています。
それから、合理的な配慮がどのように、ずるをするというか、受け入れられるかというのは、その合理的配慮を受ける子どもたちにとっても大事なことだと思います。私が見た範囲では、例えば教室の中でパソコンを使っているとか、あるいは別室で試験を受けるとか、周りの子どもたちは割と自然に受け入れているようです。それは、学校の中での御努力であったりとも思いますけれども、そういったことが懸念されることがないように、これからもそういったことが行われるように図ってまいりたいと思います。
家庭と子どもの支援員につきましては、校長からも、こういった制度をしたい、校内フリースクールというような言い方をしていた校長先生もおりましたけども、強い希望があって、ようやく予算をつけていただいたものがあります。そして、なるべく滞在時間が長い常駐型の家庭と子どもの支援員についても強く願いがあって、それが実現されてきています。今年はさらにそれが拡大されておりますので、多様な形、支援をする方も様々な方がいらっしゃいますし、その支援の内容についても様々な、子どもたちによって違う形が追求されていますので、それらを見守りながら、なるべくその機会を拡充してまいりたいと思っております。
以上です。