令和5年第2回定例会

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下田ひろき
下田ひろき
会派に属さない議員現職

5413◯23番(下田ひろき君)  皆様、こんにちは。23番下田ひろきです。4月の武蔵野市議会議員選挙において、多くの市民の負託を受け、3期目の議席をいただくことができました。8年間、ぶれずに、市民目線で議員活動をしてまいりました。よい政策に関しては応援し、これはおかしいのではないかという政策に対しては、はっきりとノーを言える政治をしてまいります。3期目も、ぶれずに、市民目線で、おかしいことにはおかしいと、忖度なしに活動していきますので、皆様、よろしくお願いします。
 それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。今回は、大きな項目で2つ質問させていただきます。
 1、再犯防止推進計画の策定について。
 平成30年第2回定例会、令和2年第1回定例会、令和4年第3回定例会で、再犯防止推進計画の策定の提言をし、計画の必要性などを訴える一般質問をさせていただきました。令和5年度の市長の施政方針の健康・福祉分野の「まちぐるみの支え合いを実現するための取組」の中で、新たに設置する健康福祉施策推進審議会において、令和4年度に実施した各種実態調査等の結果を踏まえ、第4期健康福祉総合計画・第6期地域福祉計画・第2期成年後見制度利用促進基本計画・再犯防止推進計画、高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画、障害者計画・第7期障害福祉計画及び第5期健康推進計画・食育推進計画・自殺総合対策計画を策定しますという文言があります。約5年前から再犯防止推進計画の必要を訴え、市長とも様々な議論をしてまいりました。以前、元受刑者や犯罪をした方の支援をしていたのですが、再犯で、今、刑務所に行ってしまったお話もさせていただきました。本市においても再犯で生活保護廃止の事案などもあり、事あるごとに強く訴えてまいりました。2期目の公約として、再犯防止推進計画策定を掲げておりましたが、いよいよ形になりつつあることは感無量であります。今年は厚生委員会でもありますので、策定にいろいろと関われることは光栄です。
 新人議員さんもおりますので、改めてこの再犯防止推進計画を説明すると、我が国では犯罪件数そのものは大きく減少しておりますが、犯罪をした人の円滑な社会復帰等はいまだに十分とは言えず、検挙人数に占める再犯者の割合、再犯率が上昇しており、安全で安心して暮らせる社会を構築する上で、犯罪や非行の繰り返しを防ぐ再犯防止が大きな課題となっております。法務省が公表した犯罪白書によると、2021年に刑法犯で逮捕されるなどの検挙者数のうち、再犯者の割合を示す再犯者率は48.6%だったということであります。刑法犯の検挙者数は年々減少しておりますが、戦後最少となる17万5,041人で、そのうちの再犯者は8万5,032人で、数字的にも年々減少しておりますが、再犯者率は令和2年度は49.1%と、戦後最高の再犯率になりました。さらに、65歳以上の高齢入所者は7割以上が2回以上入所した再犯者であったということであります。
 このことから、再犯の防止等の推進に関する法律が成立し、平成28年12月14日に公布、施行されました。本法律は、このような現状を踏まえて、国民の理解と協力を得つつ、犯罪をした者等の円滑な社会復帰を促進すること等による再犯の防止等が犯罪対策において重要であることに鑑み、再犯の防止等に関する施策に関し、基本理念を定め、国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、再犯の防止等に関する施策の基本となる事項を定めることにより、再犯の防止等に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、国民が犯罪による被害を受けることを防止し、安全で安心して暮らせる社会の実現に寄与することを目的とするというものです。
 また、第5条においては、国及び地方公共団体は、再犯の防止等に関する施策が円滑に実施されるように相互に連携を図らなければならないこと、第7条第1項においては、政府は、再犯の防止等に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、再犯の防止等に関する施策の推進に関する計画(以下「再犯防止推進計画」という)を定めなければならないこと、第8条第1項においては、都道府県及び市町村は、再犯防止推進計画を勘案して、当該都道府県または市町村における再犯防止等に関する施策の推進に関する計画を定めるよう努めなければならないことなどが規定されているほか、第22条第1項においては、国は、再犯の防止等に関する施策の重要性について、国民の理解を深め、その協力を得られるように必要な施策を講ずるものと規定されております。
 その後も、法務省は、平成29年12月には10の再犯防止アクション宣言を取りまとめました。このアクション宣言は、4つの視点から、再犯防止推進計画のうち特に重点的に取り組む10の主な施策を提示し、再犯防止推進計画に盛り込んだ施策を効果的に実施していくものです。10の再犯防止アクション宣言における4つの視点。1、国が率先して取組を推進し、その展開を図ること、2、地方公共団体の取組を促進すること、3、「息の長い」支援を支える民間の活動を促進すること、4、重要事項について、新たな取組の導入も含めて検討を行うこととして、宣言を取りまとめました。
 また、令和元年12月、犯罪対策閣僚会議において、再犯防止推進計画加速化プランが決定されました。このプランは、再犯防止推進計画に基づいて実施している再犯防止施策のうち、より重点的に取り組むべき3つの課題について、これらに対応した取組を加速させるものです。再犯防止推進計画加速化プランにおける3つの課題。1、満期釈放者対策の充実強化、2、地方公共団体との連携強化の推進、3、民間協力者の活動の促進を課題として、各種取組を加速させるものとして閣議決定しております。2番目の地方公共団体との連携の推進の成果目標では、令和3年度末までに100以上の地方公共団体での策定を支援していくという目標を掲げ、令和3年4月1日現在ですが、188団体で策定済みです。令和5年4月からは、次期再犯防止推進計画の案に向けての検討を今現在進めているところです。東京都では、令和元年7月に東京都再犯防止推進計画を策定しております。
 武蔵野市、三鷹市、小金井市、国分寺市の4市で構成される北多摩東地区保護司会の構成市の国分寺市でも策定済みということは、以前紹介させていただきました。令和5年度から本市が会長市になり、会長市である本市で再犯防止推進計画が策定されていないことはいかがなものだろうと思っておりました。また、会長市ということで、更生保護サポートセンターが、保護司会が更生保護活動に資する目的で使用し、地域における活動拠点となる施設が設置されました。更生保護サポートセンターとは、保護司、保護司会が、地域の関係機関・団体と連携しながら、地域で更生保護活動を行うための拠点です。その多くは、保護司会が市町村や公的機関の施設の一部を借り、開設しており、そこでは経験豊かな企画調整保護司が常駐して、保護司の処遇活動に対する支援や関係機関との連携による地域ネットワークの構築等を行っています。また、保護司をはじめとする更生保護ボランティアの会合や更生保護活動に関する情報の提供の場としても活用されています。平成20年度から整備を開始しており、全国で合計886か所あると言われている施設です。
 以下質問です。
 1、令和5年度施政方針には、再犯防止推進計画を策定するという記述があります。5年前から、策定するべきだと提言しておりました。必要性については検討中というような答弁がありましたが、この時期にどのような経緯で必要性を認め、策定する予定になったのか、伺う。
 2、どのようなスケジュールを経て策定するのか、伺う。
 3、策定委員会はどのような委員を想定しているのか、伺う。
 4、武蔵野市地域福祉に関するアンケートで、再犯の防止等の推進についての項目があります。アンケート結果を伺う。また、アンケート結果はどのように分析しているのか、伺う。
 5、再犯防止の取組に関して、国、東京都とどのような連携をして取り組むのか、伺う。
 6、策定に向けて、他市の取組、先進自治体の取組などを参考にして、本市にしかないような計画にするべきだと考えるが、見解を伺う。また、重点施策の概要などを伺う。
 7、更生保護サポートセンターについて。A、更生保護サポートセンターが、本市、中町に設置されました。どのような運営をしていくと把握しているのか、伺う。
 大きな項目の2番目の質問になります。境南ふれあい広場公園についてです。
 多くの市民から、境南ふれあい広場公園の件で、問合せ、要望をいただきます。暖かくなると、夜中に酒盛りをしている人がいる。そのままごみを捨てている。ハトに餌やりをして、ハトを従えて仲よく歩いている。私自身も、早朝、ごみの散乱した広場を目にすることが多々ありました。気がついたときには、缶などを拾って、ごみ箱に捨てることもあります。ハトの餌やりも、私の目撃している限りでは、約2名の方が周りを気にしながら餌をあげている。公園から別の場所に移動して、路上にハトを誘導して餌をあげている姿を度々見かけます。
 また、議会でも様々な議論があった武蔵境南口公衆トイレの移設問題や高額な建築費の問題で、市民から陳情も提出されました。選挙前、選挙中に、駅に立っていると、市民の方から、トイレ内のごみの放置やトイレにユスリカというハエの一種が大量発生し、死骸が不快だと。高額な、本当に総事業費1億円以上かけたトイレをしっかり維持管理していってほしいと、厳しい意見も何度もいただきました。私自身も調査などをし、100匹以上の死骸を見る日もありました。時期的なものなどもあるかと思いますが、深夜から清掃前の朝までにトイレ内に侵入し、死骸になってしまっていると思われます。
 また、以前のように芝生が青々とした広場にしてほしいと、今でも多くの問合せ、要望をいただきます。芝生に関しては、様々な理由から養生できない理由は認識しているところでありますが、以前、境エリアの議員の皆で市にも要望書を提出し、それを受け、樹木の周りに低木の植栽をして補完的な処理をしているところでございます。芝生があることにより、プレイスとの一体化ができるものだと考えております。そのコントラストも魅力の一つとして、2016年、日本建築学会賞もいただいたものであると思います。現状を見ると砂漠状態だと、厳しい意見もいただき、平謝りするしかありません。知恵を絞り、全国に誇る武蔵野プレイスの入り口となる公園の適正な維持管理をしていくことは重要なことだと思います。選挙期間中も、この芝生の復活、それを強く訴えてまいりました。そして、芝生が復活することを応援するよと、本当に多くの方から声をかけられた次第でございます。
 以下質問です。
 1、武蔵境駅南口公衆トイレの維持管理等について。A、清掃内容と回数を伺う。B、深夜帯にごみの放置、虫などの大量の死骸などが見受けられるが、把握しているのか、伺う。また、対策を講じているのか、伺う。C、女性だけではなく、子連れの方や子どもにも使いやすいトイレとして整備している。トイレの整備がまちの明るさやにぎわいの一つになればよいと考えているし、様々な方が気持ちよくトイレを使用できるような環境を整えていきたいと答弁していますが、評価と課題を伺う。また、移設場所の評価と課題も伺う。
 2、境南ふれあい広場公園の清掃内容と回数を伺う。また、ごみの放置対策などを講じているのか、伺う。
 3、環境美化推進に関する条例について。A、多摩25市で、ポイ捨て、美化関係の条例を制定している自治体を伺う。また、罰則の規定などを設けられている自治体も伺う。B、本市において、罰則つきの条例制定などは有効な手段と考えるが、見解を伺う。
 4、ハトへの餌やり行為が見受けられるが、把握しているのか、伺う。また、対策を講じているのか、伺う。
 5、広場を以前のような芝生にするのは様々な理由で厳しいと理解しているが、今でも多くの声をいただきます。人工芝等で対応できないか、伺う。人工芝にした場合、設置、維持管理等のコスト面を伺う。
 以上、壇上からの質問となります。よろしく御答弁のほどお願いいたします。

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