5414◯市 長(松下玲子君) 下田ひろき議員の一般質問に順にお答えをいたします。
まず、最初の1問目について順にお答えいたします。1についてです。本市としての再犯防止推進計画の策定につきましては、これまで、他市の状況を注視するとともに、東京保護観察所職員や保護司と意見交換をしながら、必要性について検討してまいりました。令和5年3月に、国は第二次再犯防止推進計画を策定しており、都内の近隣他市の計画策定状況も踏まえ、今年度は本市では第4期健康福祉総合計画・第6期地域福祉計画を策定する年であることから、新たに設置した健康福祉施策推進審議会専門部会において、再犯防止推進計画についても一体的に策定することといたしました。
2についてです。再犯防止推進計画については、第4期健康福祉総合計画・第6期地域福祉計画と一体的に策定を行いますが、6月に地域福祉団体等のヒアリングを実施し、計画策定の専門部会を立ち上げ、議論を重ねて、その後、10月に中間のまとめを取りまとめる予定であります。その後、市民意見交換会やパブリックコメントを募集する機会を設けて、いただいた御意見を反映して、今年度中に計画を策定する予定で考えております。
3についてです。計画策定の専門部会の委員につきましては、学識経験者や福祉・保健・医療分野の関係者、公募による者から構成されております。
4についてです。令和4年度に実施したアンケート調査では、新設の設問として、再犯防止推進法の認知度について聞いたところ、「言葉も内容も知っている」が14.5%で、「聞いたことはあるが、内容は知らない」が38.5%、「知らない」が42.3%との結果でした。アンケート結果の分析としては、再犯防止推進法の認知度として言葉も内容も知っている方が14.5%という結果から、誰一人取り残さない地域共生社会の実現のためにも、さらなる普及啓発が必要であると認識をしております。
5についてです。国が令和5年3月に策定した第二次再犯防止推進計画を受け、市町村における計画策定の標準的な手順や内容を示した「地方再犯防止推進計画策定の手引き」を改定し、情報共有をしています。東京都は、再犯防止に向けた区市町村担当者連絡会を開催し、都内の再犯防止推進計画の策定状況や策定に向けた助言を行うとともに、メルマガやガイドブックにて、都の取組や社会資源について情報共有を行っています。市では、武蔵野分区保護司会の事務局として、分区会にて、法務省所管である立川保護観察所の担当主任官や保護司との相互情報交換や取組事例の共有を行い、連携を進めております。
6についてです。北多摩地区保護司会の構成市である三鷹市、小金井市、国分寺市など近隣市や、都内自治体の計画策定の状況等を注視しながら情報共有を行っています。地域福祉計画と一体的に再犯防止推進計画を策定するに当たり、武蔵野市の地域特性や状況、社会資源についても情報収集を行い、国の第二次再犯防止推進計画の中で示された7つの重点課題を参考にし、武蔵野市がこれまで取り組んできた支え合いの仕組みを生かして、地域共生社会の実現に向けた計画を策定していきたいと考えております。
7のAについてです。令和5年度より本市が近隣4市で構成される北多摩東地区保護司会の会長市となることに伴い、規約に基づき、会長市所在市内に更生保護サポートセンターを設置いたしました。センターの機能としては、保護司会の地域における活動拠点として、構成市4市が輪番で週2回、10時から14時まで経験豊富な保護司を常駐させ、運営をしております。
続きまして、大きな2問目の御質問の1のAについてです。清掃につきましては、毎日の日常清掃と、2か月に1度の定期清掃、年数回の個別清掃の3段階で実施をしています。日常清掃については、1日に3回、便器、床面、壁面の清掃を実施しており、定期清掃については、機械による床面の洗浄など、日常清掃では取れない汚れを取る清掃を行っています。そのほか、換気扇清掃を月に1回、排水管清掃、屋根清掃を年に2回行っています。
Bについてです。ごみの放置については、モラルに頼る部分も多く、対応に苦慮しておりますが、市としては、人の目を多く入れることでその対応を行っています。具体的に、1日3回の日常清掃のほか、ホワイトイーグルによる見回り、委託事業として、緊急対応センターによる見回り、夜間の見回りを行っており、1日のうち6回程度、人の目を入れ、対応しています。深夜帯のごみに限らず、トイレ内の故障、不具合等が発見された場合は、速やかに報告が入り、必要な対応を行っております。虫の死骸については、公衆トイレという性格上、男子トイレ、女子トイレは入り口が開放されており、夜も照明がついていることから、虫が集まると思われます。今後も、公衆トイレという性格上、また、防犯上、照明はつけていく必要があるため、日常清掃の中で対応していきたいと考えております。
1のCについてです。使用開始から、多くの方に御利用いただいています。特に、以前のトイレと比べ、女性や子ども連れの利用が増えております。移設場所を含めて、御好評をいただいていると認識をしております。引き続き、気持ちよく利用していただけるよう、清掃業者をはじめとする関係者と情報共有を行い、保守、維持管理を行ってまいります。
2についてです。境南ふれあい広場公園は、委託等により、水曜日以外に清掃及び巡回を実施しております。月21回、年間252回です。ごみの放置対策としては、看板による周知を行っています。また、ごみが放置された際には、清掃及び巡回により回収等の対応をしています。また、プレイスの警備員が、休館日以外は、ごみの放置対策も兼ねて公園内を巡回しております。
3のAについてです。多摩26市のうち、ポイ捨て、美化関係の条例を制定しているのは、本市を含めて23市です。そのうち、罰則を設けているのは17市です。
Bについてです。本市では、武蔵野市廃棄物の抑制・再利用と適正処理及びまちの美化に関する条例において、廃棄物の処理などに加えて、まちの美化について規定をしています。また、武蔵野市ようこそ美しいまち推進事業実施要綱において、路上禁煙地区を指定しています。これらを根拠に、路上喫煙対策、まちの美化対策を行っています。これまで、これらに基づいて、マナー推進員による指導、路上禁煙シートの貼付など、市民の皆様、来街者の皆様のマナーやモラルに訴えかけることや閉鎖型の喫煙所を整備することで対策を行ってきているため、現時点においては罰則を設けるという考えはございませんが、まちの状況を注視しつつ、実効性のある政策や手法については引き続き研究をしてまいりたいと考えます。
4についてです。境南ふれあい広場公園内や周辺でハトに給餌行為をされる方がいるということは、把握をしております。給餌行為を控える旨を記載した注意看板掲出のほか、市、武蔵野プレイス、境南口の交番が連携をし、適宜、現場確認を行い、現認した場合は当事者に直接注意指導を行っています。
5番目の質問についてです。広場の再整備につきましては、市にも度々要望等が寄せられていると認識をしております。人工芝は、天然芝等に比べイニシャルコストが高く、また、イベントや駅前通行など利用頻度が高い本公園においては、擦り切れ等の懸念もあり、定期的な張り替えも必要となり、ランニングコストも高くなると予想されます。また、熱を吸収しやすく、照り返しも強くなるため、導入に当たってはより検討が必要であるという認識を持っております。
以上です。