令和5年第2回定例会

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浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

5451◯10番(浜田けい子君)  10番、市議会公明党、浜田けい子です。3期目の議席となりました。御支援に心より感謝申し上げます。現場の声を丁寧に受け止めながら、市民生活向上のため、誠実に取り組んでまいります。
 2年ぶりの一般質問になります。通告に従いまして、質問をさせていただきます。今回の質問は、大きな項目4点です。
 大きな項目1点目、誰一人取り残さないがん対策について。
 がんは、1981年から日本人の死因の第1位となっています。日本人の男性の3人に2人、女性の2人に1人が、がんになり、罹患した人の約3人に1人は20代から60代です。がんの罹患率は、年齢が上がるにつれて増加していきます。生涯では、性別で見ると、男性のほうが女性より多くなっています。令和5年3月28日に、国では第4期がん対策推進基本計画が閣議決定され、4月より計画に向けた取組が始まりました。第4期がん対策推進基本計画でも、引き続き、がん予防、がん医療の充実、がんとの共生の3本柱で施策が推進されています。
 本市においては、武蔵野市第4期健康福祉総合計画の専門部会が開始されます。総合目標を明らかにし、検討されていくと思います。以下、市民の命と健康を守るため、がん対策について伺います。
 1、がんは進行すればするほど治りにくくなる病気です。がんの種類によって差はありますが、早期発見すれば約9割が治ると言われています。第4期がん対策推進基本計画では、がん予防では、がんで亡くなる人を減らすため、国の指針に基づく胃、肺、大腸、乳、子宮頸部の5つのがん検診受診率の目標を50%から60%に引き上げています。現状と見解を伺います。
 2、がんから命を守るために欠かせない早期発見、早期治療の鍵を握る、職場でのがん検診を推進していくことも重要と考えられます。本市職員への取組を伺います。
 3、市民の健康意識の向上と健康診査、がん検診の受診を促進するため、健康ポイントなどの被保険者へのインセンティブを活用する事業について見解を伺います。
 4、女性の子宮頸がんワクチン接種については、令和5年4月から、9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種を開始し、定期接種及びキャッチアップ接種の対象者に対して、適切な情報提供に基づき、促進に取り組んでいただいています。今回、男性の子宮頸がんワクチン接種について伺います。HPVは、性的な接触によって感染が広がっていくタイプのウイルスです。子宮頸がんワクチンとして知られてきたHPVワクチンですが、世界的には男性への接種も当たり前となっている国が多いのが現状です。日本でも、2020年12月に、尖圭コンジローマという性感染症の予防を目的として、また、男性に多い咽頭がんや肛門がん、直腸がん、陰茎がんの発症を予防することも示され、9歳以上の男性も4価ワクチンを接種できるようになりました。男性へのHPVワクチンの接種勧奨をどのように行うのか、御見解を伺います。
 5、HPVワクチン接種を若いうちに接種することが推奨されているのも、性的な接触を経験する前にワクチンを接種するためであります。HPV感染を性感染症と考えると、男性にも接種すべき理由があり、治療の原則は、パートナーと共に治療することであります。女性だけに感染予防を強いるのではなく、男性もしっかり関わることが男女共生社会でもあります。現在、男性への接種は任意のため、3回接種で費用が4万円から5万円程度、全額自己負担となります。男性のHPVワクチン接種は、パートナーへの感染防止や社会全体での感染リスク低下等の効果が期待できるので、接種の意義は高いと考えます。接種費用の助成について見解を伺います。
 6、第4期がん対策推進基本計画では、がんになっても自分らしく生きられる環境の整備へ、治療の影響による脱毛など、患者の外見の変化に対するアピアランスケアの相談支援体制を充実させるとあります。罹患者が増加傾向にある中で、アピアランスケアの重要性が求められています。アピアランス(外見)ケアとは、外見の変化によるがん患者の苦痛を軽減するため、がん治療において重視されるケアの一つです。がん医療の進歩により、がんの生存率は改善し、仕事をしながら通院治療する患者が増えています。それだけに、脱毛や爪の変色など、がん治療の副作用や傷痕が残る手術に伴う外見の変化でつらい思いをしている患者さんは少なくありません。がん患者の精神的・経済的負担を軽減するとともに、患者が本人らしく生活の質を保ちながら過ごすためのアピアランスケアの重要性はますます高まっています。支援体制や相談体制、また、脱毛した場合のウィッグや乳房切除手術をした場合の胸部補整具、補正下着など、アピアランスケア用品の購入費助成も必要と考えます。近隣自治体のアピアランスケア購入費に係る助成の実施状況と助成制度導入の見解を伺います。
 7、がん診断後の自殺が課題としてあります。自殺リスクは診断後の期間が短いほど高いとあり、リスクが高い方への相談支援体制が重要であるとしています。相談支援体制について伺います。
 大きな項目2点目、保育士の確保と保育の質についてです。
 保育施設での慢性的な保育士不足による保育の質の低下が懸念されています。そして、保育士による児童虐待も相次いで起こっています。国が定める保育士の配置基準の見直しや、処遇改善による保育の質の向上について伺います。
 1、本市での保育士配置基準と現状の課題を伺います。
 2、本市の障害児保育で受け入れている年代別人数と、加配の考えと加配に対する支援を伺います。
 3、第五次子どもプラン、保育人材の確保と育成では、都と合同実施する就職相談会、潜在保育士の活用に向けた研修会等の実施により保育人材等の確保を図るとあり、取り組んでこられたと思います。現状を伺います。
 4、民間保育園の保育士不足で、市の保育士を派遣してもらいたいとの要望がありました。見解を伺います。
 5、保育士が安定して働き続けられるための本市での効果的な処遇改善について見解を伺います。
 大きな項目3点目、学校図書館の充実についてです。
 子どもたちにもっと本をとの願いから、1959年に子どもの読書週間が始まりました。読み解く力の前提として、読む楽しさを知り、言葉の力の大切さを知り、言葉に心を乗せて伝えることを学ぶためにも、小・中学生にとって学校図書館の役割は大変大きいと考えます。小・中学校の保健室に保健の先生がいるように、学校図書館には学校司書の方がいてくださることも必要だと考えます。武蔵野市における子どもの読書活動を推進する取組をまとめた第2次武蔵野市子ども読書活動推進計画では、「この計画に基づき、図書館を中心に、家庭、地域、学校、関係機関が連携して、本市における子どもの読書環境の整備を推進していきます」とあり、今年度、図書館サポーターから学校図書館を充実させていくに見合った「学校司書」と名称変更をされました。以下伺います。
 1、現在の小・中学校における学校司書の配置状況を伺います。
 2、学校司書の役割を伺います。
 3、図書館サポーターから学校司書に変更したことの周知をどのようにされたのか、伺います。
 4、学校司書と学校、教師との連携について伺います。
 大きな項目4点目、身近な市民相談からの課題について。
 4の1、お悔やみコーナー設置について。本市は、行政のデジタル化を加速するため、行政サービスにおける市民の利便性向上に努めてきたと認識をしています。各自治体も、行政の手続の効率化を図るために、書かない窓口を導入して、利用者と職員双方の負担が軽減し、業務改善につながっているとの取組を耳にすることも多くなっています。本市では、近年、年間1,000人以上の方がお亡くなりになっています。高齢化が進む中、今後、お亡くなりになる方は増えてくると思います。おひとり暮らしや高齢者のみ世帯で身内の方が県外にいる場合、また、同居の身内の方がいらしてもなかなか仕事が休めない方も少なくありません。そのような方々の負担を少しでも軽減するため、できる限り早いお悔やみコーナーの設置を要望し、以下伺います。
 1、死亡された方の年齢やお仕事などにより違いはありますが、御遺族が市役所でしなければならない手続の種類はどのくらいあるのか、伺います。
 2、御遺族が死亡に伴う手続のために来庁された際、様々な手続に対して現在はどのように対応されているのか、伺います。
 3、御家族の死亡はあまり経験のないことなので、死亡に関する手続をどのように進めればよいのか分からない方もいらっしゃいます。中には、持参すべき確認等の書類を忘れ、再度手続のために来庁するなど、御遺族は戸惑うことが多いとお聞きします。他自治体では、遺族が行う行政手続の助けとなるお悔やみハンドブックを作成し、配布をしています。お悔やみハンドブックの作成についての見解を伺います。
 4、来庁者に寄り添った窓口業務のワンストップ化、スピード化のために、お悔やみコーナーの設置が有効と考えます。どのような予定で設置をするのか、見解を伺います。
 4の2、老人クラブについて。社会奉仕活動、健康を進める活動、生きがいを高める活動等に対して、その費用の一部を助成しています。そのような中、コロナ禍によって十分活動ができなかったこと、もともとの活動自体が縮小したこと、役職に就くことが難しいなどの担い手の問題のことが原因で、令和2年に3クラブ、令和3年度末に1クラブが減少したということでした。コロナ感染症が5類になって少し落ち着きを取り戻し、活動も復帰してきているようです。そこで、伺います。
 1、各老人クラブの現状を伺います。
 2、都、市に支払う分担金ですが、会員数の多少に限らず一律2万7,000円を支払うとのことですが、会員数が少ないところにとっては負担が大きくなってきているということです。御見解を伺います。
 4の3、高齢者の免許自主返納支援サービスについて。高齢者ドライバーによる交通事故が多発し、課題にもなっています。
 1、高齢者の交通事故防止のため、自主的に返納を促す本市独自のインセンティブを設けることについて見解を伺います。
 2、警視庁ホームページで紹介している特典は、市内で利用できる場所や内容が限られています。市内の店舗で特典やサービスが受けられるような、市内事業者などに特典を付与する制度の協力を呼びかけすることの見解を伺います。
 以上で壇上からの質問とさせていただきます。よろしく御答弁をお願いいたします。

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