
西園寺みきこ
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5468◯24番(西園寺みきこ君) 御答弁ありがとうございました。この一番最後の性教育のことについてです。これは私も今まで議会で取り上げて要望してまいりましたし、学校教育の中だけではなくて、男女平等の取組の中のほうでも幾つか実践例がありまして、それをいい取組であるというふうに発言させていただいたこともあります。
これから、このSDGsということだけではなくて、男性も女性も、それから性にかかわらず、ますますいろいろな人がその人らしく生きて人権が守られる。もちろん子どもの権利条例ができたということも、今回武蔵野市で大きなことでありますけれども、一人一人を大事にしていく、お互いパートナーを大事にしていくというのは、幸せの根本ですよねといつも思っています。
性教育についての、その年齢、発達段階に即したプログラムというのは、やはりきちんと取り組んでいただきたいということ、これはもう継続の要望になってしまうのですけれども、ぜひお願いしていきたい。またコロナも収束しましたので、落ち着いてまいりましたので、外部講師のお願い、依頼して来ていただくということも再開していただいて、それで、一部の学校ではなくて、できるだけ全部の学校でプログラムが経験できるように、そういうことを今回は要望したいと思います。
包括的性教育という言葉が、今、大分認知されてきておりますけれども、その点は、ぜひ今後も前向きの取組をお願いしたいということで、この性教育に関しては要望とさせていただきたいと思います。
それでは、子宮頸がんワクチンについてでございます。ちょうどたまたま今回は、計らったわけではありませんが、前の議員と同じテーマが続きました。私の視点は、武蔵野市内でも実際にあった副反応被害。この子宮頸がんワクチンは、ほかの従来のワクチンに比べると、副反応の発生の割合が1桁、場合によっては2桁近く高いということが現状ありまして、ずっとこの件を取り上げてきたわけであります。
国が、メリットのほうが大きい、上回るというふうに判断したということなのですけれども、私が得ている情報では、マイナスだという根拠もないのだけれども、物すごくプラスになったという根拠も、正直言って私はまだちょっと納得できていない。国の判断というのがこういうふうに変わったわけです。元に戻ったというか、そういうふうになったわけですが、その根拠がどうもよく分からないのです。
今御答弁でいただいたとおり、副反応被害の治療法は確立されていないということ、これは国も認めていることですので、はっきり申し上げておきたいと思います。
それから、この副反応被害の当事者の方々の生の声をお聞きするチャンスがあるわけですけれども、国は協力機関という医療機関を国内で何か所か指定しているのですが、そこに至るまでに物すごく大変で、しかもその医療機関の中でも、詐病疑いというのですか、うそでしょうと言われてしまうような二次被害、これもほとんどの人が経験している。すんなりと副反応被害だと判明するところに至っていないということ、これも当事者の生の声をお聞きしているわけです。非常に不備であるというふうに私は考えております。
武蔵野市では、実際に市民の中にそういう副反応被害の方が出たということを受けて、いろいろな対応をしていただきました。それからホームページ上の表現の工夫もしていただいていると思っております。ですけれども、この予診票の同封ということです。今、市長の答弁としては、これはやるのだということなのですけれども、ここのワンクッションというのですか、そこは何とかならないものでしょうかと思うのです。本当に自分はリスクを理解した上で、希望として、本人の権利として受けたいという人は、予診票を自分で取りに行くぐらいの不便さを乗り越えていただいてもいいのではないかなという考えなのですけれども、ここは無理なのでしょうか。これが再質問となります。
それから、今回の新しい9価のシルガードというワクチン。これが、副反応の被害の発生件数は既存の2つに比べて決して低くないということも分かりました。今御答弁で、ガーダシルが1万人当たり9人、そして新しいシルガードが8人ということで、決して新しいワクチンが、副反応被害が少ない安全なワクチンとも言えないというふうに私は思えます。さらにはこの3つとも、効果の持続年数が、長くて14年、短くて9.5年、9.4年ですから、10代前半で受けたとして、20代後半にはもう、そのワクチンの効果が見えなくなってしまうということなのだと思うのです。
そういうふうに考えると、やはりワクチンを受ける、受けないにかかわらず、がん検診を受けていただくというところのほうに、もうシフトすべきというか、そっちのほうをはるかに重視すべきというのが、以前からの私の考えであります。再質問の予診票の同封ということに対する考え方、それから今申し上げたがん検診の重要性、もうこれは言うまでもないことなのですけど、そこについて御答弁をお願いします。