
宮代一利
映像ID: 2473
5522◯6 番(宮代一利君) ありがとうございます。そうなのですね。大きなまちで実績があるということで、何か鍛えられている方がメンバーにすごく多くて、年齢もかなり若いなという印象があって、見た目もすごいです。たまたまちょっと交差点のところで会って話した方がすごく若い方だったのですけど、私がリーダーなのですと言って、名刺を頂いてお話も少しすることができました。
すごく一生懸命考えて取り組んでくれているなというのが伝わってきたので、これからどんどんその効果が上がっていくということに大変期待していますので、ちょっと前回の質疑の中で、どこを目標にしているのですかという、私が質問させていただいたことについて、完成のゴールをなかなかはっきりと示すことはできないのだけどという御答弁をいただいてはいますが、さはあれど、逆にゴールがないならば、常に追求し続けていただかなければいけないのではないかなというふうに考えていて、吉祥寺の南もそうですし、東のほうもそうですし、ぜひ広く面的にそういったことをやり続けていただきたい。大変期待しておりますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは子どもの権利のほうに移りたいのですが、すみません、先ほど教育長は生徒指導提要とおっしゃったのか。言葉としては生徒指導要領ではなかったので、また別のものがあるのだなと。その御説明の中で、校則を決めるときのやり方について、こういうふうに新しく内容が変わったのですという御紹介をいただきました。その中で、生徒自身とのコミュニケーションを取ったり、それから、ごめんなさい、ちょっとそこを全部きちんと理解できなかったのですが、確認を取ったり、議論をしたりするというような御説明をいただいたと思っています。
それで、先ほど質問1の2の1)家庭におけるしつけ等について市長から御答弁いただいた、侵害するものではないですというふうに考えていらっしゃると。きちんと子どもの権利が守られるように、大人が心がけるというふうにおっしゃっていただいたのですが、その心がけることが難しいのではないかなと思っていて、それをどうやって心がけていくのか。それについてもう少し具体的に、こんなことをこれからやっていきたいというようなことがあれば、ぜひ伺いたいなと思っているのです。
ちょっと私の個人的な話であれなのですけど、親の心子知らず、子の心親知らずで、私は男児2人を育てて、もう2人とも就職しているのですが、下の次男坊は、私が今やっているサッカーのチームに所属していて、長男が始めたのをきっかけに、私もそこで一緒に指導をやったりしてきたのですけど、二十歳を超えたあるとき、その次男坊と一緒に、やっとお酒を飲むことができるようになって話をしていたら、もうびっくりなのです。俺、サッカー嫌いだったと言われてしまったのです。まさか、あんなに一生懸命に親子で毎週グラウンドに通って、子どもはもう大好きでサッカーを一生懸命やっているものだと思った。それが何年もの時を超えて暴露されてしまう、親のびっくり。
そのときに思ったのは、やはり親子のコミュニケーションってすごく大切で、もちろん子どもが小さいとき、私はやっているつもりだったのですけど、そもそも大体自分ができていると思っていたことが間違っていたのです。きちんとそこで親子の会話が成立していて、子どもの心に届いていたのだというふうに思って子育てをしてきた自分を、すごく強く反省しました。
今日の壇上の質問の中で述べさせていただいたのですが、小山先生の話のときに、何度もスキルという言葉を使わせていただいているのです。だから心がけるためには、もう一つ踏み込んで、大人がスキルを身につける必要があるのではないか。それは例えば一例として、アンガーマネジメント──これは手法です──であったり、コミュニケーションスキルであったり、そういったものが大切。それは簡単には身につかないと思うのです。なので、これからこの子どもの権利条例を実効、きちんとした効果あるものにしていくために、市としてはどんなことを考えていこうとしているのか。もし今ここにお考えがあれば、ぜひ伺っておきたいです。
これは、市が全部やることでしょうというふうに言うつもりは全くなくて、関わっている大人が全てそのことについて気づいて、そのことに真剣に取り組むことで初めて、いい結論に向けて動いてくれると信じているので、まずできれば市のほうからきっかけをつくっていただいて、市民が、この権利条例が制定されたことを機に、これからみんなで子どもの権利を、そして、ただ子どもの権利というよりも、人間同士の権利として守っていくことができる、そういう市になっていくことを考えていっていただきたいなと思っています。
そういう意味で、実効性を上げるために、心がけることからもう一歩踏み込んで、何か具体的に、これからこういうことをやってみたいなという思いがあったら、ぜひここで教えていただきたいと思います。お願いいたします。