令和5年第2回定例会

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山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

映像ID: 2491

5838◯22番(山本ひとみ君)  それでは、ただいま議題となっております陳受5第14号 「消費税インボイス制度の2023年10月からの実施について再考を求める意見書」を政府に送付することを求める陳情に対して、賛成の立場で討論をいたします。
 私は昨年12月議会の一般質問でも、このインボイス制度の再考に関しては、生活困窮者支援の項目の中で、こういう状態だったらインボイス制度をやるべきではないということについて申し上げました。今回の陳情も多くの部分で同じ意見であります。これは既に討論したことでもありますが、新しい任期となりましたので、一般質問の該当部分を引用させていただきたいと思います。
 「消費税に関わるインボイス制度が来年10月1日から実施されることになり、中小零細業者やフリーランスの事業者を中心に、心配や反対の声が出されています。インボイス制度とは、事業者に登録番号を振り、取引ごとに生じる消費税の流れを明確にする制度と言われており、これによって消費税を支払う事業者が仕入れ税額控除をするために、インボイス登録をした課税事業者からの請求書を受け取らなければ控除そのものができなくなる事態になります。売上げ1,000万円以下の免税事業者は、課税事業者になるか、取引ができないかの困難な選択に追い込まれることになり、廃止や再考を求める声が広がっています」。このように、昨年12月の一般質問で私は述べさせていただきました。
 また、私は今回、2023年4月の市議会議員選挙の中でもこのことを訴えまして、具体的には、「消費税増税とインボイス制度に反対し、衣食住など生活必需品はゼロ税率に」にということをチラシにも書いて訴えました。選挙の中でも、例えばタクシーの運転手の方ですとか、アニメを請け負っている方など、何人もの方から、このインボイス制度は困ると、反対の声を聞かせていただきました。
 この陳情の中でも、「インボイス制度は、建設業、タクシー業界、アニメ業界、声優業界などフリーランスで働いている免税事業者をはじめ、ほぼ全ての人に影響を及ぼします」と書いており、さらに、インボイスの登録が4月末時点で43.2%と依然として登録が進んでいないという点も、前文の中に書かれております。
 私は昨年度の委員会の中で、シルバー人材センターの会員が事業者になるのではないかということで質疑があったのを記憶しておりますが、それに関しては、会員の不利益にならないように配慮、そういう対応をするということが今回分かりました。もちろん契約の相手方に対しては影響があるわけですけれども、シルバー人材センターに対する対応という点で、会員に不利益がないようになったことについて、これは私としては評価をしているところでございます。
 いずれにしましても、この状態のままインボイス制度が導入されるということに対しては賛成できませんので、この陳情に対する賛成討論といたします。

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