
道場ひでのり
5931◯1 番(道場ひでのり君) 自由民主・市民クラブの道場ひでのりでございます。よろしくお願いいたします。通告に従い、一般質問に入ります。
質問件名、中央高架下公園の運営状況等について。今回は大きな項目で3つ。
質問1番、吉祥寺・三鷹間の中央線高架下にある中央高架下公園の運営状況について伺う。今春までに改築が進められ、第1弾の開園となった中央高架下公園。地域の方々からは大変な好評をいただいている。この中央高架下公園について、以下伺う。
質問2番。新学期が始まった。この新学期を迎えるに当たり、市役所の所管部門では、どのように児童生徒の通学路の安全対策を行ったかを、以下伺う。
質問3番、市としての高齢者の免許返納促進活動について、以下伺う。高齢者の運転操作ミスによる、思いもしない事故が多発している。それまで多大な社会貢献をしてこられた高齢者の方々。それでも経年による運動神経や反射神経、また判断能力等の動物的機能は、経年により衰えるのは定めである。そうした晩年期に事故を起こすということは悲劇である。こうした事態を招かぬよう、高齢者の免許返納が注目されている。これらにつき伺う。
暑い日が続く。本9月議会の議案にも上程されたが、先日、第一中学校改築工事に関わる工事請負が落札された。周知のことであるが、この4月に不調となった案件であり、今回は言わば再戦、挽回策である。私も含め、関係者は一同皆、この落札に一旦の安堵をしているものと思う。しかし一方では、本当にこれで大丈夫なのだろうかという気持ちがある。
今から既に半世紀ほど前、1970年代の後半、私が高校生になった頃、「不確実性の時代」という本があった。この不確実性においては、前職で紛争地等の発展途上の国々との仕事の中で随分と意識を持たされたものである。思い知らされました。私が議員になってからのこの数年は、皆様もそうですが、様々な想定外の事象が起きている。コロナ感染症、ウクライナにおけるロシアの侵略戦争。これらはまさにこの不確実性の象徴とも捉えられ、世界的なサプライチェーンの崩壊を引き起こし、さらに人間社会の様々な場面において、その連鎖現象を起こしている。
加え、我が国においては、長く続いた円安基調、また人口増加という、国家運営における重要なファクターが反転するということも起きている。今までとは異なる環境が形成されているのである。当たり前のことが当たり前でなくなっている。不確実性の局面、統計や推計という、平時におけるツールが通用しない場面となっているのである。実に不都合なことではあるが、市民生活を守る自治体業務においては盤石な対応が求められる。一貫して要請し続けている、強固なガバナンスと内部統制を強く願うところだ。
落札された工事案件であっても、それがそのまま履行されると安易に考えるべきではない。現に、例えば世田谷区本庁舎整備工事において遅延事業が発生しており、その施工業者は、いわゆるスーパーゼネコンと呼ばれる最大手級の企業である。最大手級企業ですら起こすこと、また、その勢力関係からこのような事態が発生した場合、労働ソースや資材調達確保というしわ寄せは、必ず中小へ影響を及ぼすものである。これら全て、決して対岸の火事とは思わず、むしろ明日は我が身としっかり心に留め、様々な想定を行い、しっかりと対応を進めることをお願いしたい。
質問1番、吉祥寺・三鷹間の中央線高架下にある中央高架下公園の運営状況について伺う。今春までに改築が進められ、第1弾の開園となった中央高架下公園は、地域の方々からは大変な好評をいただいている。この中央高架下公園について、以下伺う。
この高架下公園は、これまでとは全く異なる風景が今ある。春の開園以来、多くの市民の方々が連日訪れ、大にぎわいである。最近に至っては遠方から多く見えられるようで、地域の方々からよく場所を尋ねられると聞くのである。夏場の暑いときでも、日陰の、そして風通しのよい涼しい公園として、その評判は遠方にまで届いているのだ。
長く、毎回の予算・決算特別委員会で、これまでの運用問題や本来あるべき姿を訴求してきたものであるが、所管である緑のまち推進課の担当者、また責任者である前任の課長、そして引き継がれた事務取扱参事共々、しっかりと働いていただいている。自宅が近いこともあり、近隣、近接の方々からの様々なお話も聞く機会があり、都度丁寧に所管課と連携を図ってきた。公園の内容や配置、工事の進め方、通路の問題、路上生活者への対応など、一つ一つ丁寧に話し、そして共に解決を進めてきた。協働、共に働かせていただき、市民サービスの向上を図るという、大変気持ちのよい作業である。所管課、環境部緑のまち推進課に対しては、深く敬意と感謝の気持ちを伝えたい。
さて、公園は設置されて完了とはいかない。多くの公共施設の宿命であるが、その運用が肝腎となる。そこで質問1番の1、今春に第1期工事が完了し、部分開園となった。地域の方々からは好評を得ているが、その効果検証、例えば利用者からの意見の吸い上げ、利用者数の把握等はどのように進められ、また分析されているか伺う。
質問1番の2、現状の問題点、またその解決策を具体的に伺う。
質問1番の3、安全対策に対してはどのように考えられ、どう対策をされているか、具体的に伺う。これには高架下ということもあり、高架橋脚の関係で、見えないところ、死角が心配されていた。これも完成前から近隣、近接の方々から心配をいただき、所管と連携を図った。それもあってのことか、今公園には防犯カメラが設置されている。運用内容の確認は取れていないが、その存在自体が相当の防犯上の抑止力となっていることは間違いない。この運用と、また考え方を伺う。
質問1番の4、同公園は、性質上、機能上とも、幼児や児童、そして高齢者も多く利用されると思われる。それら多くの利用者からはトイレの設置要望があると容易に推定されるが、トイレ設置についていかがな方針や御意見があるか伺う。
これまでの市内公園におけるトイレ設置の考え方は、ある種独特な考え方だと思う。簡単に言えば、市民サービス目線ではなく、時代遅れのものということである。それは、設置をすればメンテナンスや安全面の担保等、多くの課題が発生する。しかし高齢者の方々、小さな子どもたち、またこの高架下公園で推進される障害者の方々への対応を考えれば、トイレは必須となるのではないか、御意見を伺う。
質問1番の5、同公園には利用時間の掲示があるのだが、この利用時間の設定の根拠を伺う。
質問1番の6、今後の工事予定と全体のスケジュールを伺う。
質問2番、新学期が始まった。この新学期を迎えるに当たり、市役所の所管部門では、どのように児童生徒の通学路の安全対策を行ったか、以下伺う。
質問2番の1、市役所所管から各地域、各団体とは、児童生徒の通学路の安全対策は連携されていると思われる。それらの連携体制を具体的に伺う。
質問2番の2、この2学期に入るに当たり、通学路の整備や改修、補修等、具体的に対応された実績を伺う。
質問2番の3、過去3年間の市立小・中学校児童生徒における通学時の事故の発生件数を、その程度、重傷、軽傷等の別に伺う。
質問3番、市としての高齢者の免許返納促進活動について、以下伺う。
質問3番の1、市として免許返納に対してどういう見解があるか伺う。市民である国民が一旦国家から取得した権利であるものを返上することには、慎重性が求められるのは理解できる。しかし昨今の悲劇を知る上では、何か免許返納に後押しとなるものは考えられないのか。家族は当然強く関与するのではあろうが、取り巻く環境を運営する自治体として、どう機能し得るか伺う。
質問3番の2、市として、免許返納に対して多くの対応ソースがあると思われるが、それらを活用し、免許返納を促進させる方針があるか伺う。
以上。