
山本ひとみ
映像ID: 2548
6248◯22番(山本ひとみ君) ただいま議題となっております陳受5第20号 境南ふれあい広場公園に芝生等の復活を求める陳情に関しては、この陳情に賛成できません。反対ですので、討論をしたいと思います。
武蔵野プレイスの前にある境南ふれあい公園は、できた当初は芝生がありましたが、現在は芝生がない状態であり、行政はこれまでいろいろ工夫をして芝生の定着を図ってこられましたけれども、なかなかそれが難しかったという状況となっております。陳情に関しては、要望事項として、市民との意見交換、情報共有を早めに行い、公園の芝生等の復活を求めております。この陳情の前文では、土ぼこりが舞う状況や、スプリンクラーの頭につまずきそうになるということで、現状を問題視されております。私自身も、市民の参加によって、何らかの形で緑を復活させ、またスプリンクラーなどの突起物につまずかないようにしていくということは必要と考えております。スプリンクラーに関しては既に行政が対応されておりますので、この点は評価をしております。
以下の2点によって、陳情には反対という態度を取りますので、理由を申し述べたいと思います。
まず、今後の方法に関することです。陳情の前文の中には、市民との意見交換、情報共有を行い、再来年と言わず、来年度、芝生等の復活をお願いいたしますとあります。9月14日に建設委員会がありましたが、この件で行政報告もありまして、今後のこの公園の使い勝手に関しては、今年の11月にキックオフイベントを行って、来年度ワークショップを行い、公園の在り方について方針を提示して、2025年度再整備に向けた設計及び施工をやっていくという報告がありました。こうした行政報告の前に、陳情の中に来年の復活という記載がありますけれども、これはちょっと書き過ぎていると私は感じます。市民参加の過程を踏まえて公園の在り方を決めていくという方向を私としては支持したいので、年度を明記した表現には違和感があるということを反対理由として申し上げておきたいと思います。
2点目は内容に関することです。この陳情の中に、野芝、高麗芝、洋芝、人工芝等、広場に最適な芝はどれであるかというふうに書いてありますけれども、特に私は、人工芝を使用することに賛成できません。これは以前、市議会でも私は申し上げましたが、人工芝というのは、時がたって毀損すればマイクロプラスチックになるのです。枯れて自然に戻るということはありません。細かくなって、例えば下水に流れたりすることももちろんあるでしょうけれども、そこでもマイクロプラスチックですから、これは自然に戻らないのです。ですから、マイクロプラスチックを増やす人工芝ということは、ごみ減量の観点でもとりわけ賛成はできません。人工芝はそもそも検討する必要がないということを、ここでも強く申し上げたいと思います。
陳情の中では、芝生についていろいろ記載があり、もちろん芝生等ということで、「等」という文字はありますけれども、やはり芝生のあれこれを検討しているというふうな印象を、これを読むと受けてしまいます。芝生だけに限定することはないのではないかと思っています。今後どういう形で緑を増やしていくのがよいのか、多くの市民の知恵を集めて、あそこでは子どもたちも結構使っておりまして、たくさんの家族連れも利用されていると私も見ております。
自分の意見をここで少し申し上げますと、私自身は、市民が自分の庭とかで育てている、雑草と呼ばれている草、雑草という名前の草はないと言われていますけれども、そういうものを持ち寄って、そこに植えて、その上でやはり養生するためには、一定入ってはいけない場所とか期間というものを設けないと、ずっとイベントが続いて、その種の上を人がずっと通行するということが続くと定着は難しいように思うので、場所や期間等を設けた緑の増加、なるべく市民が自分で緑の草を持ち寄るという方法がいいのではないかなと個人的には考えております。こういう点は、市民参加の推進と費用軽減という点でも御検討いただければと思います。
以上で、私としては、この境南ふれあい広場公園に芝生等の復活を求める陳情に関しては賛成できませんので、反対討論といたします。
(5 番 東山あきお君 登壇)(拍手)