6262◯会計管理者(大杉 洋君) それでは、令和4年度一般会計及び特別会計の決算につきまして、決算参考資料に基づいて御説明を申し上げます。
引き続き、実質収支に関する調書、財産に関する調書につきましても御説明いたしますので、併せて御用意をお願いいたします。
最初に、決算参考資料の記載につきまして、1か所訂正をお願いしたいと存じます。正誤表を配付させていただきましたが、決算参考資料32、33ページのところ、過去15年間における決算歳入科目及び歳出性質別内訳の(1)の歳入(市税収入)の表、一番下のほうの令和3年度の行、市税合計(収入済額)の欄のところ398億2,837万6,000円とありますのは、正しくは399億2,837万6,000円でございました。大変申し訳ございませんでした。
それでは、説明をさせていただきます。
一般会計の決算概要につきましては、今、市長から御説明申し上げましたとおりでございますが、決算の全体の御理解をいただくために、一部重複する部分がございますが、改めて説明申し上げますが、御了解をお願いいたします。
まず、決算参考資料の2ページを御覧ください。
決算の総括、1、一般会計及び特別会計歳入歳出決算額の総計です。歳入決算額は1,095億7,110万9,996円、歳出決算額は1,047億3,087万7,469円、歳入歳出差引額は48億4,023万2,527円となりました。横領による現金不足額は3,977万4,118円です。
2の会計決算と予算対比です。上の表を御覧ください。一般会計ですが、歳入決算額は792億7,194万1,464円、歳出決算額は751億1,408万3,726円、歳入歳出差引残額は41億5,785万7,738円。予算現額に対する割合は、歳入で100.9%、歳出95.6%です。
各特別会計は記載のとおりです。
下の表でございます。一般会計及び各特別会計の決算額の前年度比較です。表の下のほう、増減率を御覧ください。前年度に比べ、歳入では0.3%の減、歳出では0.6%の減となっております。
右ページの不用額でございますが、一般会計では32億5,474万3,000円、特別会計と合わせた合計で41億469万6,000円となりました。
実質収支の合計額ですが、39億7,571万8,000円となりました。備考欄記載のとおり、繰越明許費については1億9,158万6,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源は1億8,214万円です。
次に、7ページをお願いいたします。一般会計の決算でございます。
表は前年度との比較増減を記載しておりますが、歳入決算は792億7,194万2,000円で1.9%の減、歳出決算額は751億1,408万4,000円で2.4%の減、差引残額は41億5,785万8,000円、8.2%の増となっております。
次の8ページ、9ページをお願いいたします。款別の歳入の決算状況です。各款の概要ですが、主なものについて申し上げます。
第1款市税は、431億3,239万2,767円で、前年に比べ8.0%の増です。収入合計に対する割合は54.4%となっています。
第7款地方消費税交付金は、38億6,499万7,000円、前年度比5.9%の増です。
第13款使用料及び手数料は、15億4,717万6,558円、前年度比6.0%の増です。
第14款国庫支出金は、127億8,217万3,195円、前年度比13.5%の減となっています。
第15款都支出金は、81億4,290万2,236円で、前年度比1.1%の減です。
第18款繰入金は、23億1,112万9,057円、前年度比0.8%の減、第19款繰越金は、38億4,220万8,436円、前年度比10.1%の減となっております。
以上の結果、款別の構成割合では、前年度同様、1位が市税、2位が国庫支出金、3位が都支出金となっております。
次の10ページ、11ページをお願いいたします。市税の決算額調べでございます。
表の一番下の欄、総計欄の合計を御覧ください。収入済額は431億3,239万2,767円で、調定に対する収入済額の割合、徴収率になりますが、99.1%となっております。
市民税は、収入済額が215億5,052万8,630円で、調定に対する収入済額の割合は98.9%です。
固定資産税は171億7,386万8,242円で、調定に対する収入済額の割合は99.4%、都市計画税は28億3,083万2,574円で、令和3年度に限り行いました軽減税率措置の終了によりまして、前年度に比べ109.0%の増となっております。
軽自動車税以下は記載のとおりです。
14ページ、15ページを御覧いただきたいと思います。下の表の6、款別の歳出決算でございます。各款の主な内容につきまして、大きいところを御説明いたします。
第2款総務費ですが、支出済額は120億5,038万8,351円で、前年に比べ0.2%の増となっております。
第3款民生費は、支出済額が319億8,560万854円で、前年度比2.6%の減です。
第4款衛生費は、72億2,249万9,381円で、前年度比0.7%の増です。
第7款商工費は、14億6,461万5,330円、前年度比11.3%の減、第8款土木費は、67億8,698万4,756円、前年度比13.0%の増、第9款消防費は20億9,489万6,278円、前年度比1.2%の増、第10款教育費は114億9,189万2,392円、前年度比12.4%の減となっております。
以上の結果、構成割合としましては、1位が民生費、2位が総務費、3位が教育費となっておりまして、前年度と比較し、2位と3位が入れ替わっております。
少し飛びまして、20ページと21ページを御覧いただきたいと思います。性質別経費の対前年度比の比較表でございます。
主な内容でございますが、人件費は103億3,740万8,000円で、前年度比4.3%の減、物件費は179億511万3,000円で、前年度比4.4%の増、補助費等は106億7,527万1,000円で、前年度比10.7%の増、投資的経費は57億5,919万6,000円で、前年度比7.7%の減、繰出金は49億7,370万2,000円、前年度比5.0%の増、扶助費は190億1,818万1,000円で、前年度比6.8%の減となっております。
性質別の構成割合ですと、1位が扶助費、2位が物件費、3位が補助費等の順でございまして、前年度と比較しまして、3位が人件費から補助費等に入れ替わっております。
続きまして、38、39ページをお願いいたします。ここから特別会計でございます。
初めに国民健康保険事業会計でございます。
歳入決算額は137億6,279万4,566円、歳出決算額は136億8,242万3,341円、差引残額は8,037万1,225円です。予算現額の割合は、歳入で98.8%、歳出は98.2%で、前年度に比べ、歳入で5.5%、歳出で5.8%の増となっております。
(2)は款別の歳入決算です。主な款でございますが、第1款国民健康保険税は、31億7,666万9,897円で、前年度に比べ3.0%の増、第3款の都支出金は87億3,607万7,427円、6.7%の増、第4款繰入金は、17億1,288万296円、前年度に比べ8.0%の増です。
次の40、41ページをお願いいたします。(3)の款別歳出決算です。こちらも主なところでございますが、第2款の保険給付費は、支出済額が84億6,597万7,832円、前年度比6.5%の増、第3款国民健康保険事業費納付金は、49億426万4,072円、前年度比5.8%の増でございます。
続きまして、44、45ページをお願いいたします。後期高齢者医療会計でございます。
歳入決算41億1,418万6,707円、歳出決算額が40億9,451万4,775円、差引残額が1,967万1,932円となっております。予算現額に対する割合は、歳入で100.1%、歳出は99.7%で、前年度に比べ、歳入で9.5%、歳出で9.6%の増でございます。
(2)は款別の歳入決算でございます。主な款でございますが、第1款の保険料は、25億5,331万9,887円、前年度比12.0%の増、第3款繰入金は、14億1,247万4,577円、前年度比7.2%の増でございます。
次の46、47ページを御覧いただきたいと思います。(3)の款別歳出決算です。第2款の分担金及び負担金は、38億8,370万1,885円、前年度比9.2%の増、第3款保健事業費は、1億5,299万7,812円、前年度比5.4%の増です。
続きまして、48、49ページをお願いいたします。介護保険事業会計でございます。
歳入決算額は124億2,218万7,259円、歳出決算額は118億3,985万5,627円、差引残額が5億8,233万1,632円です。予算現額に対する割合は、歳入で99.9%、歳出は95.2%、前年度に比べ、歳入は1.7%の増、歳出は0.8%の増となっております。
下の表の款別歳入決算の表でございます。主な款でございますが、第1款保険料は26億3,245万5,700円で、前年度に比べ1.3%の増、第3款国庫支出金は、27億412万5,350円、対前年度比1.3%の増、第4款支払基金交付金は、30億2,276万9,000円で、前年度比1.1%の増、第7款繰入金は、18億4,834万6,650円、前年度比0.7%の増となっております。
次の50ページ、51ページをお願いいたします。(3)の款別歳出決算でございます。第1款の総務費は、2億9,824万8,720円で、前年度比3.8%の減、第2款の保険給付費が、109億6,441万2,268円、1.2%の増、第3款地域支援事業費は、2億9,313万7,404円で、前年度比5.4%の増、第5款諸支出金は、2億420万5,235円で、前年度比10.8%の減でございます。
少し飛びまして、58、59ページをお願いいたします。市債に関する調べでございます。
表の1番上、一般会計の合計欄を御覧ください。令和4年度の元利償還額の合計は14億3,966万5,000円、4年度の借入額は4億6,400万円となりまして、年度末の現在高は111億6,629万1,000円となりました。
次の60ページからは、債務負担行為に関する一覧表でございまして、記載のとおりでございます。
以上で決算参考資料の説明につきまして終わらせていただきます。
続きまして、実質収支に関する調書、財産に関する調書について御説明いたします。前段の実質収支に関する調書につきましては、決算参考資料で御説明いたしましたので、省略をさせていただきます。
数ページめくっていただきまして、青色の合紙のある財産に関する調書をお願いいたします。
財産に関する調書の1ページから4ページまでにつきましては、市有の土地建物の総括表になります。
3、4ページの表の一番下、総計欄を御覧ください。決算年度中、土地は2,426.07平方メートルの増、294.01平方メートルの減で、年度末現在高は61万5,204.94平方メートルとなっております。建物は、木造と非木造の合計の延べ面積で、360.77平方メートルの増と、641.73平方メートルの減で、年度末の現在高は33万4,675.68平方メートルとなっております。
次の5ページから48ページにつきましては区分ごとの内訳を記載しております。一番左の区分の欄に米印を付したものにつきましては、参考といたしまして、83ページから91ページに詳細な説明一覧表を掲載しておりますので、後ほど御参照ください。
5ページの一番上の欄、行政財産でございますが、土地につきましては2,106.86平方メートルの増、174.14平方メートルの減となっております。これらのうちの主なものでございますが、11ページにあります五中の土地購入による692.98平方メートルの増であったり、25ページの野鳥の森公園借地の土地購入1,002.4平方メートルの増、37ページにあります吉祥寺本町1丁目27番先の公共自転車駐車場(仮称)の土地購入による356.25平方メートルの増などです。
次に、6ページの一番上の欄、建物でございますが、木造で75.33平方メートルの減と、非木造で121.89平方メートルの増、32.68平方メートルの減となっております。主なものといたしましては、16ページに記載しております武蔵境駅南口公衆トイレの解体・新築による増減、18ページにあります関前南こどもクラブ第3の普通財産、テンミリオンハウス関三倶楽部からの引渡しによる増などでございます。
39ページ、40ページをお願いいたします。ここからは普通財産でございます。
一番上の欄のとおり、土地につきましては319.21平方メートルの増、119.87平方メートルの減でございます。建物につきましては、延べ面積で238.88平方メートルの増、533.72平方メートルの減となっております。増減の主なものでございますが、40ページ、桜堤3丁目ほかの寄付物件の解体による建物の減、41、42ページ、中町3丁目、新規の寄付物件による土地家屋の増、42ページ、テンミリオンハウス関三倶楽部の、関前南こどもクラブ第3への引渡しによる減などでございます。
49ページをお願いいたします。2の立木につきましては、記載のとおり、前年度変更はございません。
3の工作物等でございます。(1)の防火水槽施設(公用財産)でございますが、決算年度中に2か所増えまして、年度末の現在高は276か所となっております。
右の50ページでございます。(2)のプール施設(公共用財産)につきまして、あと、その下の(3)の有価証券につきましては、決算年度中の変動はございませんでした。
51ページ、次のページでございます。(4)出資による権利につきましては、武蔵野文化事業団と武蔵野生涯学習振興事業団との統合に伴いまして、武蔵野文化事業団への出捐金が全額なくなりました。ほかに変動はございません。
52ページ、右のページでございます。物品でございます。
1は管財課管理の備品となります。合計欄が56ページにございますので、お願いいたします。決算年度中の増減でございますが、増が25台、減が17台ございまして、年度末の現在高は786台となっております。増えたもののうち主なものは、洗浄機器の6台の増でございまして、学校給食調理場などでの購入によるものでございます。
次の57ページからは学校備品でございます。右側の58ページの合計欄を御覧ください。決算年度中の増は3台、減は7台となっております。
次のページ、59ページでございます。債権でございます。
福祉資金貸付金でございますが、年度中の貸付額は350万1,000円で、年度末現在高は1億4,105万8,000円となっております。
市開発公社の貸付金につきましては、500万円の返済がございましたので、年度末現在高は19億8,500万円となっております。
次の60ページ、61ページでございますが、基金でございます。
61ページの一番下の欄の合計を御覧ください。年度中の増加は43億6,113万3,000円、減少は20億6,210万2,000円で、決算年度末現在高は545億4,674万2,000円となり、前年度から22億9,903万1,000円増加をしております。
各基金の増減につきましては、記載のとおりですので、御参照ください。
63ページ、64ページ以降でございますが、最後に、これは参考資料といたしまして、市が借地借家をしている物件の一覧でございます。
以上で、実質収支に関する調書、財産に関する調書の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議いただきますようにお願いいたします。