令和5年第3回定例会

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浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

映像ID: 2570

6284◯10番(浜田けい子君)  それでは、市議会公明党を代表いたしまして、令和4年度一般会計、3特別会計、水道事業会計、下水道事業会計の決算の認定に対し、賛成の立場から討論いたします。
 令和4年度は、「誰もが安心して暮らし続けられるまちへ くらしと地域を守り育む予算」と編成され、コロナ感染症が確認されてから3年がたち、令和4年度はさらに感染拡大し、その上、ロシアによるウクライナ侵攻や、円安への為替変動等から、エネルギー価格や物価が高騰し、市民生活や社会経済に大きな影響を及ぼしました。これまでの経験や課題を報告書としてまとめていただいていますが、これからの持続可能な市政運営にどう取り組んでいくのかという観点と、未来への教訓としていくことが必要と考えます。
 心配していた歳入の根幹となる市税は、都市計画税率2分の1の軽減の終了と、給与所得者の納税義務者の増加、担当課のきめ細かな対応で、令和4年度も増収となり、財政力指数、公債費負担比率、経常収支比率における他自治体との比較を見ても、良好な数値を示しており、健全な状態であると判断をいたしました。
 歳出面では、コロナ禍の先を見通すことは難しいことは理解をいたしますが、不用額は前年度より約7億5,000万円増加いたしました。今後の努力をお願いしたいと思います。
 6回の補正予算を計上し、新型コロナウイルスワクチン接種事業をはじめ、市民及び事業者支援の物価高騰の対策であるくらし地域応援券第3弾を実施され、効果を上げたと考えます。また、感染防止対策を徹底した上で、事業も継続をしていただきました。
 以下、質疑の中で触れられなかったものも含めまして、分野別に述べさせていただきます。
 最初に、健康・福祉分野について。
 1点目、高齢者の心身の健康を維持するため、認知症高齢者支援事業の充実、感染症対策を徹底した上で、敬老福祉の集いを3年ぶりに開催。いきいきサロン事業も23団体が活動でき、場所の拡充も引き続き対応していただきました。いきいきサロン事業の報告書については、改善を求めました。
 2点目、第7波の新規感染者数が過去最大を記録し、自宅療養者への食料品等の支援等の対応を職員の連携で感染者を守っていただいたこと、また、レスキューヘルパー事業を拡充し、介護を行う家族や高齢者本人の生活援助、身体介護サービスを行うなど、柔軟な対応をしていただいたことは評価をし、課題だった対応できる事業者も5事業者になったことも確認をできました。さらに事業の推進をお願いします。
 3点目、福祉総合相談窓口では、専任の福祉相談コーディネーターを1人増員し、ひきこもり支援事業も強化をしていただきました。さらに充実した支援をお願いいたします。
 4点目、がん検診事業では、受診率の延伸とアピアランスケアを要望いたしました。子宮頸がんワクチンにつきましては、個別勧奨の取組を訴えてきたこともあり、再開できたことは、命と健康を守るための取組として、うれしく思っています。
 次に、子ども・教育分野です。
 1点目、子どもの権利条例制定に向けて、中高生世代のワークショップであるTeensムサカツにて意見を集めたように、子どもの声を聴くチャイルドファーストを評価し、今後の周知啓発に期待をいたします。
 2点目、子ども一人一人の健やかな成長のため、出産・子育て応援事業を開始し、伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施し、面接率の向上、出産子育てに関する不安軽減や孤立防止を図れたことは大変評価をし、さらに面接率100%を目指して継続をお願いします。
 3点目、児童虐待の相談件数は増加の一方ですが、子育て世帯をきめ細かく支援し、関係機関との連携で、虐待防止につなげていただきたいと要望します。
 4点目、子どもの生きる力を育むために、保育の質の向上、保育人材の確保、育成の取組は大切です。また、多様な保育ニーズへの対応なども含め、子育てしやすい環境整備も要望いたします。
 5点目、不登校対策について、スクールソーシャルワーカーの不登校生徒の支援件数も増加をし、業務内容の調整が必要と考えます。また、家庭と子どもの支援員の常駐型を配置し、児童生徒が安心して過ごせる場所があることは評価をいたします。家庭と子どもの支援員の確保をお願いいたします。
 6点目、特別支援教育は、個々の教育的ニーズに応じた指導が必要となります。専門の免許を持った先生は、25名中8名と確認できました。東京都や本市での研修を十分に受け、丁寧な指導とニーズに応じたスクールバスの検討をお願いします。
 7点目、教員の働き方改革の推進は、市講師や学習指導補助員、また、部活動指導員の配置で時間削減ができたことは、一定の成果が上げられていると評価をいたします。子どもたちと向き合う時間を大切にしていただくようお願いいたします。
 8点目、学校改築事業につきましては、物価高騰の中、大変厳しいかじ取りを強いられると思いますが、社会情勢、経済動向を注視し、着実に進めていかれるようお願いをいたします。
 市民生活の分野です。
 1点目、いつ起こるか分からない災害への備えといたしまして、防火水槽の新設、消火栓改修の確認をし、ペット同行避難のマニュアル案の調整も行われ、進捗状況が分かりました。さらに、液体ミルクの備蓄を要望いたしました。
 2点目、商店会活性出店支援金につきまして、空き店舗の抑止につながり、商店会の活性化につながったことは評価をいたします。今後も制度として検討をお願いいたします。
 環境分野です。
 1点目、新規事業の気候市民会議が開催されましたが、市民の皆さんに地球温暖化への取組に一層の関心を持っていただけるよう、周知啓発をお願いいたします。
 2点目、武蔵境駅南口公衆トイレの件です。イベント等も多く開催される中、利用者が気持ちよく使用しています。新しくなりよかったねというお声をたくさんいただきます。しっかりと今後も清掃等にも力を入れていただきながら、利用者に喜んでいただけるような施設にしていただきたいと思います。
 都市基盤では、1点目、自転車のマナーや安全対策は、警察と連携をし、自転車事故を減らせるような取組をお願いいたします。
 2点目、市民生活にとって最重要ともいえるインフラが上下水道施設と考えております。それぞれの施設整備につきましては、厳しい財政状況の下、計画的に進められてまいりましたが、できる限りの経営改善に努めていただきながら取り組んでいただくようお願いをいたします。
 最後に行財政分野です。コロナ禍により、業務のICT化が進み、オンライン申請やRPAの活用で業務の効率化、市民からのアクセスのしやすさが進んだことは、大きな成果であると思っています。今後も、書かない窓口をはじめ自治体DXの推進をお願いするとともに、ICTを苦手とする方への配慮もお願いをいたします。
 以上、意見等を様々述べてまいりましたが、今後とも堅実な財政運営を心がけ、決算特別委員会での様々な意見や要望を参考にしていただき、公平公正のベーシックサービスで市民に寄り添う市政運営をお願いし、賛成の討論とさせていただきます。
 最後に、執行部をはじめ職員の皆さんが、市民の命と暮らしを守るため奮闘してくださったことは、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

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