6335◯市長職務代理者副市長(伊藤英穂君) おはようございます。まず冒頭、今回の市議会定例会における一般質問についてです。市長への質問につきましては、担当の副市長よりお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、山本ひとみ議員の一般質問にお答えをいたします。
1の(1)消費税のインボイス制度についてです。令和4年度の法人市民税均等割の納税義務者数は9,570社ですが、それぞれの売上金額については把握できないため、インボイス発行事業者の登録が義務づけられている、売上金額1,000万円を超える企業がそのうちどれくらいあるかについては、把握できない状況です。また、売上金額1,000万円以下の企業はインボイス発行事業者の登録は任意ですが、任意で登録を行った企業の数も把握することができないため、インボイス発行事業者の登録を受けた企業が市内にどれくらいあるかは算出することができず、結果として数値としてお示しすることはできません。
2)です。インボイス制度の影響との関連は不明ですが、令和5年4月1日から11月30日までの期間で、解散や閉鎖の届出のあった市内の法人は101社、市内で設立や転入の届出のあった法人は297社で、市内の法人数としては増加しております。武蔵野商工会議所及び武蔵野市商店会連合会によれば、特に市内事業者からの反応はないとのことでした。武蔵野税務署や武蔵野商工会議所では、制度施行前からセミナーや個別相談会等を実施してきたことで、関心の高い事業者には既に十分周知されているとのことでした。
一方で段階的な経過措置期間があるため、まだ取り組んでいない事業者も多いと思われ、制度施行後初の確定申告の時期に多少動きが出る可能性はあるのではないかと考えます。
3)についてです。来年度以降の増税についての御質問ですが、令和6年度以降の具体的な税制改正のスケジュールや具体的な措置の内容等については示されておらず、現時点で増税の影響を見込むことは困難な状況です。
続きまして、(2)生活困窮者支援についてですが、1)のホームレスの人数等についてです。毎年8月に実施しております路上生活者概数調査で確認された武蔵野市内のホームレスの方の数は、5年間の推移として、令和元年度より、ゼロ名、1名、1名、2名、1名となっております。
2)年末年始の体制につきましては、相談業務を行っております生活福祉課や高齢者支援課等の部署では、例年、市役所当直室からの連絡を受ける形で緊急時対応等を行っております。また食料支援についても、当直室に非常食を用意し、必要な方には提供できる体制を取る予定でございます。
3)生活保護受給者につきましては、各年4月現在の数字での推移としては、平成31年、1,887人、令和2年、1,878人、令和3年、1,897人、令和4年、1,914人、令和5年、1,912人と推移しております。
4)ケースワーカーについてです。世帯ごとで担当しているので、世帯数でお答えさせていただきます。令和5年4月現在1,687世帯あり、18人のケースワーカーで担当しておりますので、1人当たり約93世帯となっております。
5)生活保護制度において、高校卒業後の進学には保護費が支給されない仕組みについてです。こちらについては課題であると認識しております。国に対しては、東京都を通じて他自治体の福祉事務所と連名で、保護を受けながら大学等に就学することを認めるよう要望しております。
6)夏季のエアコン使用料の関係です。エアコンにかかる電気代などを念頭に、夏季加算を認めるよう、市長会を通じて要望しております。
7)貧困ビジネスについてです。東京都無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例に基づき、届出済みの施設を案内しております。仮に基準を逸脱している施設があった場合、東京都と相互に情報提供ができる体制が整備されており、以降は当該施設を案内しないようにしております。住居のない方がアパートに直接入居するケースについては正確な数字は把握しておりませんが、直近3年間、確実に把握しているケースは1件でございます。
次に、大きな2番の1)についてです。本市における発達障害の診断も含めた精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、令和4年度末時点で1,635人です。本市では、地域生活支援センターにおいて創作的活動や社会との交流の機会を提供するとともに、相談に応じております。
2)についてです。障害者福祉課に設置しております基幹相談支援センターでは、精神保健福祉士、社会福祉士の資格を持つ職員を配置し、障害者、障害児、御家族及び支援事業者などへの総合的、専門的な相談支援を行っております。市内に3か所あります地域活動支援センターのうち、主に精神障害のある方へライフサポートMEW、主に発達障害のある方へはコット、それぞれが日常生活に関する一般的な相談支援を行っております。
3)住まいの支援についてです。発達障害を含めた精神障害のある方を対象にしているグループホームは、市内で5か所、定員は計32名となっております。
4)就労支援についてです。平成18年10月に設置しました武蔵野市障害者就労支援センターあいるでは、ハローワーク、福祉施設、市などと連携を図りながら、障害者福祉サービスに関する相談やセカンドキャリアへの相談、生活支援、通院同行まで、様々な方法で、障害のある方の社会的、経済的な自立を進めるために、企業への就労をサポートしております。
5)についてです。市内3か所の居場所機能のある地域活動支援センターでは利用登録をいただいておりますが、利用登録後は、事前の予約なく来所することが可能となっております。保健センター増築及び複合施設整備事業は、全世代の市民の心と体の健康づくりを総合的に支援する拠点を基本理念としており、誰もが気軽に立ち寄ることができる居場所づくりを目指しております。具体的な事業については今後の検討課題だと認識しております。
6)団体支援についてです。障害のある方の当事者団体や障害のある方を支援する団体への支援は必要だと認識しており、その活動のために使用する大型乗用自動車の借り上げに要する経費の一部の補助や、団体活動の市報への掲載、窓口へのチラシの設置などを行っております。
大きな3番についてです。跨線橋につきましては三鷹市域内にあるため、本市としてはJR及び他自治体との協議は行っておりません。
跨線橋に関する思いとのことですが、1929年(昭和4年)に竣工された跨線橋は、設置は三鷹市でありますが、橋の上から富士山や電車庫が眺められるなど、多くの市民に愛されてまいりました。現在ふるさと歴史館で開催されている企画展でも、昭和30年代の跨線橋の風景の写真が展示されております。これにつきましては、子どもたちが元気で走っている姿の写真のポストカードも作成しております。跨線橋の撤去により、地域のシンボルの一つがなくなることは非常に残念に思っております。
3)についてですが、市内の保育園で跨線橋まで散歩する例はあると聞いておりますが、利用はそれほど多くないと認識をしております。
他の質問につきましては教育長より答弁いたします。