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きくち由美子
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中学生の居場所づくり等について
・中学生の居場所づくりについて
・学童クラブの教室について
・学童クラブの長期休みの昼食について
・小学校の運動会の得点について
・小・中学校給食費無償化について
・11月23日(木曜日・祝日)「武蔵野市平和の日イベント」について
6474◯2 番(きくち由美子君) 2番、自由民主・市民クラブのきくち由美子でございます。通告に従って一般質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。一部ほかの議員と質問でかぶったところもありますが、確認も含めて、御答弁をよろしくお願いいたします。
1番、中学生の居場所づくりについて。令和5年11月17日、文部科学省から公表された情報によると、令和4年度の国立、公立、私立の小・中学校の不登校児童生徒数が約29万9,000人、うち学校内外で相談を受けていない児童生徒数が約11万4,000人、うち90日以上欠席している児童生徒数が約5万9,000人、小・中・高・特別支援学校におけるいじめの認知件数が約68万2,000件、うち重大事態の発生件数が923件等の結果が明らかになりました。
昨日の一般質問でも、本市における不登校児童生徒数が増加と伺いました。新型コロナウイルス感染症の影響が続き、感染を予防しながらの生活の中、不安や悩みを相談できない子どもたちがいる可能性が多いことが考えられます。子どもたちの不安や悩みが従来とは異なる形で表れたり、1人で抱え込んだりすることを考慮し、引き続き周囲の大人が子どもたちのSOSを受け止め、組織的対応を行い、外部の関係機関等も積極的に連携して対処するなど、きめ細かな対応が求められています。
また、令和5年9月1日発行の市報むさしのの武蔵野市第六期長期計画・調整計画計画案特集号、子ども・教育の分野において、4、子どもの「生きる力」を育むの中に、基本施策の一つとして、「不登校児童生徒の教育機会の確保と社会的自立を目指した相談支援の拡充、安心して過ごせる居場所の整備などを進めます」とあります。そこで、策定委員の方々が議論を重ねてきた中高生世代の居場所づくり、本市の市立中学校の居場所について質問いたします。
(1)本市は全ての小学校に地域子ども館あそべえがあり、児童の過ごす放課後を、安全・安心で充実したものとしています。中学生におけるあそべえのような学校内での居場所づくりについて、本市としてどのように考えるかを伺います。
また、それぞれの中学校の現場として、学校内の居場所づくりについての考えを伺います。
(2)読売新聞、2023年6月1日に、令和5年、豊島区教育委員会は、区立西池袋中学校に生徒が住民らと交流する「にしまるーむ」をオープンさせました。コロナ禍の影響もあって不登校生徒は増加し、不登校に陥りそうな生徒に負担をかけないような学校生活を送ってもらいたい、元気に通えるように支援していく取組でありますという記事がありました。本市でも各中学校において空き教室や専科の教室などで試行的に、まずは1校から居場所づくりはできないかを伺います。
(3)先ほど川名議員の一般質問でもありましたが、西東京市では市内に9校ある市立中学校のうち7校で、西東京こども放課後カフェとして、地域の大人が運営する中学校内のカフェがあります。中学生を対象に無料で飲物を提供し、おしゃべりをしながら自由に過ごす、放課後の居場所です。コロナ禍においては飲食が難しくなり、学習スペースとして存続していたと伺っています。11月24日に、松下元市長と教育長、指導課長、児童青少年課長などで視察したそうですが、御感想を伺います。
(4)子どもたちをめぐる問題が複雑化する中、学校や家庭以外で、いつでも安心して過ごせる場所をつくる必要があるとして、こども家庭庁は検討会での議論を始めたと、2023年5月17日のNHKウェブニュースの記事がありました。地域の中で多世代が交流することで、多くの学びがあると考えられます。本市においては、学校以外の子どもの居場所についてどのように考えるかを伺います。
(5)コロナ禍の2020年8月から、第四中学校の生徒を主に対象とした地域有志の会、4chu−cafeの会として、中学生の居場所づくりをスタートしました。私もこのメンバーの一員ですが、4chu−cafeの会は、2019年より、当時第四中学校のPTA役員と地域の有志などで活動を開始しました。西東京市の柳沢中学校へ視察も兼ね、保護者、スタッフの手伝いとして、メンバーの全員が足を運んでいます。
本来柳沢中学校のように、四中内での居場所をつくろうとしましたが、当時の校長先生との話合いではかないませんでした。またコロナ禍では飲食が難しかったので、自習スペースとして、第四中学校に近い地域生活支援ステーションわくらす武蔵野の施設長の御厚意により、地下のオリーブホールでスタートしました。現在では、わくらす武蔵野では主に自習スペースとして、UR緑町パークタウン集会所ではくつろぎスペースとして、グループでの勉強、友達とおしゃべりやボードゲームで楽しんだりして、ゆったりした時間を中学生は過ごしています。
そこでは新型コロナウイルス感染症の対策が5月に緩和されたことで、飲物とお菓子の提供をし、中学生の居場所として少しずつ周知されています。学習支援は、ボランティアとして元教師や大学生の協力を得ています。また、武蔵野市民社会福祉協議会の子ども・子育て応援助成や地域の寄付を受けて運営しています。
4chu−cafeの会として、学校内での居場所づくりを校長先生と話し合いましたが、実現には至っていません。現在の校長先生としては、何の問題もないので不要との回答でした。問題があるから始めるのではなく、いじめや不登校の予防を図る意味や、子どもたちにとってほっと息抜きができる場所の一つとしての提案をしていますが、教育長の見解をお伺いいたします。
また、学校の建て替えなどが今続く中、新たなスペースとして、子どもの居場所を新校舎内にも取り入れることについての御見解もお伺いいたします。
2番、学童クラブの教室について。学童クラブの目的は、共働き家庭など留守家庭の小学校に就学している児童に対して、放課後、長期休みに適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図るとしています。女性就業率は上昇しており、約80%、これに伴って学童クラブへの申込者数も年々増加しています。
(1)本市の学童クラブの利用状況を伺います。本市においては学童クラブ利用の待機児童はないと聞いていますが、学童クラブの定員はあるのでしょうか。また教室は足りていますか。放課後指導員の人数の確保などはどのようになっているのか、状況をお伺いいたします。
(2)厚生労働省の放課後児童クラブガイドラインによると、子どもが安全に安心して過ごし、体調の悪いときなどに静養することができる生活の場としての機能と、また遊びなどの活動拠点の機能を備えた専用区画は、児童1人当たりおおよそ1.65平方メートル以上が望ましいとあります。実際に大野田小学校の学童クラブの教室を視察すると、かなり混雑しているように見えました。また、床材が硬く、低いテーブルなので、正座するにはつらそうに見えましたが、学童クラブの児童はどのように感じているかについて把握しているかをお伺いいたします。
(3)現在は学童クラブの申込みが増加していますが、将来的には子どもの数が減っていく可能性があります。学童クラブの教室を別に設けるのではなく、学校内で少人数制の学習などに使っている、クラスになっていない教室を、学童クラブの教室として利用できないかをお伺いいたします。
(4)2023年に武蔵野市から開設費用の一部を助成して開設した民間学童クラブ、三楽キッズクラブ武蔵野(吉祥寺)、武蔵境すみれ学童クラブ(武蔵境)を11月に視察しました。開設から間もないこともあって、30人定員の教室に、すみれ学童クラブは5人、三楽キッズクラブは2人の児童の利用でした。本市として開設費用の一部を助成しているのは、民間学童クラブへ申込みが少しでも増えれば、公立の学童クラブの人数が減っていくなどの期待もあったからと考えられますが、来年度の申込み状況をお伺いいたします。
また、民間学童クラブは公立より費用はかかってしまいますが、すみれ学童クラブは6年生まで申込みができ、また長期休みの際の昼食も、有料になりますが提供もできます。また学童クラブ内でお稽古事も、希望があればできます。それぞれの学童クラブの広報、市内の保育園や幼稚園の次年度入学する児童、保護者へ情報は提供しているかどうかをお伺いいたします。
3、学童クラブの長期休みの昼食について。第3回定例会でほかの議員も質問していましたが、改めてお伺いいたします。
(1)夏休みに、第五小学校、第四小学校の学童クラブの配食弁当の様子を視察させていただきました。9月に児童青少年課で学童クラブの夏休みの配食弁当を実施した状況を伺ったところ、12校の小学校のうち、配食弁当を8校実施しているとの報告でした。利用日数は様々でしたが、多く利用している学校は、お盆の期間以外は週5日間、ほぼ毎日頼んでいました。学童クラブの指導員は配食弁当の子どもたちへの配布や回収に関わる雑務については、業務以外なので行わないと伺いました。原則として配食の時間は保護者が見守りに来ているようでした。
当番として来ていた保護者のお母様方に尋ねたところ、たとえ1時間でも基本的には仕事をしている間の時間を割いていらっしゃるので、やはり負担が大きいそうです。学校によっては、保護者にしっかりとしたアンケート調査を行っていました。その中には、配食弁当の当番ができないから弁当の注文を見送っているという回答もありました。今後さらに配食弁当の希望が増えたとき、例えば全ての小学校で始まったとしたら、市として業者の選定や注文方法、配食時の見守り、例えば手配のミスとか誤配の対応などを、それぞれの学校の保護者で解決すればよいということなのかどうか、見解をお伺いいたします。
(2)令和2年5月に、コロナ禍において平日10日間、給食センターからの給食弁当が提供されました。非常事態だった給食センターからの提供が可能なことは実証されています。長期休みには、機械の点検や働き方改革で休まなくてはならないことも理解はできます。全ての日程ではなくても、給食センターからの配食弁当の検討の余地があるのではないかと考えられますが、御見解をお伺いいたします。
4番、小学校の運動会の得点について。10月21日土曜日、大野田小学校の運動会が、学年別だったり、時間を区切ったりではなく、また学校関係者、地域の方などを招待して開催されました。午前中に全てのプログラムが終わるので、随分コロナ禍とは違っているように感じられました。さらに子どもたちは紅白に分かれていましたが、得点板がないことに驚きました。久しぶりだったので、いつからそうなったのかと尋ねたところ、今年が初めてということでした。徒競走で走っても、順位にならない、順位の得点には入らないと、確かに時間は短縮されます。
(1)同じ日に開催された桜野小学校は大野田小学校よりも児童数が多く、紅白に分かれて、得点もあり、ダンスなどの表現種目はなかったそうですが、騎馬戦、リレーなどもあって、1人3競技に出場したそうです。8時30分から15時頃まで、親子の満足のいく内容で、勝っても負けても最後まで一生懸命頑張る姿に感動したと、私の友人の桜野小学校の保護者から聞きました。ふだんから勝ち負けが好きな子どもも多いと思いますが、子ども主役の1年に1回の運動会の在り方について、子どもたちが望んで得点なしになったのでしょうか。その経緯をお伺いいたします。
(2)様々な考えがあるとは思いますが、得点があるからいつもよりも、頑張ったり、団結したり、友達を応援したり、悔しい思いなどを学ぶ場面が多いと思います。今年の運動会の結果について、子どもたちや保護者からのアンケート調査などはあったかどうかをお伺いいたします。
5番、小・中学校給食費無償化について。三多摩地域では狛江市が令和5年度の予算事業で、多子世帯における経済的負担の軽減、子育て支援を目的として、狛江市立小・中学校在籍第3子目以降の学校給食費無償化としました。
また府中市が10月から年度末まで、市立小学校22校、中学校11校の給食費を無償化すると、関連予算4億2,500万円を盛り込んだ補正予算を、9月1日の定例市議会に提出しました。1家庭の子どもの人数にかかわらず、全児童生徒を対象に無償化するのは、三多摩地区で初めての取組です。
また23区では、新宿区の吉住健一区長が11月20日の定例会で、来年4月から、私立小学校などを含む小・中学校の給食費を無償化すると発表しました。23区ではほとんどの区で給食費無償化が進んでいます。
本市の給食費は、材料費、光熱費などの高騰化により、約5億円を毎年捻出しなければなりませんが、本市として給食費無償化について、教育長としての御見解をお伺いいたします。
6番、11月23日「武蔵野市平和の日イベント」について。
(1)武蔵野公会堂で開催、定員350名で、超えた場合は抽せんで、抽せん結果ははがきでお知らせしますとチラシに記入されていました。2次元コードで申し込んだが、スマホに返信が来るのではなく、はがきによる通知でした。2次元コードからの申込みなら、スマホに送信されれば、はがきでの返信は不要ではないでしょうか。また結果の通知がはがきなので、住所は番地まで記入の必要があり、申込方法にハードルの高さを感じました。申込方法の割合と、当日の来場者数をお伺いいたします。
(2)当日は武蔵野公会堂のインフォメーションボードに何の表示もなく、広報活動もなかったので、会場が公会堂で間違っていないか、不安になった方もいると感じています。会場内は6割から7割が事前申込みで、3割から4割は空席でした。それならば、会場外でチラシ配布をして呼び込んだり、事業の広報も兼ねた活動をしてもよかったのではないでしょうか。受付の市民活動推進課の職員の御説明では、事前申込制なのでインフォメーションボードの掲示は不要と判断したとのことでした。
申込みした人にとっては、このイベントの本市としての重みは感じられたのだろうかと疑問です。来年もこのような同じような企画があるなら、当日申込方法、広報活動についても検討すべきと考えられますが、御見解をお伺いいたします。
以上で壇上での質問を終わります。御答弁をよろしくお願いいたします。