
西園寺みきこ
6484◯24番(西園寺みきこ君) それでは今回は、学校給食の質を守る、また子宮頸がん予防ワクチンと、2つについて一般質問をさせていただきます。
1番、学校給食の質を守るについて。先日、10月のことでありましたが、川崎市の学校給食で豚肉の産地偽装問題が発覚いたしました。新聞報道がございました。川崎市が行っている検査で、豚肉が外国産であることが判明したということです。その納めていた食品加工会社の寿食品は、千葉県産と当初は産地証明を出していたとのことですが、結局は、10年前ぐらいから利益を出すために外国産の豚肉を混ぜていたということを認めました。神奈川県警は、不正競争防止法違反の疑いで寿食品本社などを捜索したという報道になっております。また、仲介・納入業者であるK商事は、寿食品からの被害届を提出する予定というふうになっております。
さて、この寿食品から武蔵野市の学校給食でも加工肉を取っていたということが分かり、先日、議員のほうに情報提供がございました。私どもの生活者ネットワークは、学校給食の質についてはずっと継続して要望や提案やヒアリングなどを行ってまいりましたので、今回もヒアリングをさせていただきました。その中で幾つか質問をさせていただきたいと思います。
(1)議員向けにいただきました11月6日付の情報においては、10月中に武蔵野市の学校給食に仕入れた食材は、センター式、自校式6か所で3種類と伺っております。それぞれの量を伺います。中身と量です。
(2)これらの食材については、産地証明はどのような形でどのように行われていたのかということをお伺いします。
(3)この10月の取引は、ハムやソーセージ、ベーコンなど、加工肉でありましたが、豚肉そのものを仕入れたこともあったのでしょうか。また、その場合の産地証明の有無などを伺います。
(4)この会社との取引は、遡ることは何年前ぐらいまで遡ることができるのでしょうか。これについてお伺いをいたします。
(5)武蔵野市の学校給食の食材選定の指針におきましては、流通経路が確認しやすい国産品を中心として、安全性を最優先するとなっております。また、加工食品については、できる限り原材料の確認を行い、安全性の確認されたもののみを使用するとしています。豚肉、あるいは加工肉、それぞれについて、どのような方法で確認を行っているのか、お伺いをいたします。
(6)川崎市の事件では、市が行った遺伝子ゲノム検査の過程で発覚したと伺っておりますけれども、武蔵野市では、このような外国産か国産かという検査はどのような形で行っているのかを伺います。
(7)食材選定の指針には、生産地視察──現場を見に行くということです──などを定期的に行って、食材の安全性や生産者さんの安全への考え方を確認するとしています。近年の生産地視察の状況、どういう場所に誰が何人ぐらいで行っているのか、視察の状況をお伺いいたします。またコロナ禍の間はなかなか難しいところもあったと思いますので、どうやって視察先を選んでいるのかの考え方もお伺いをいたします。
(8)武蔵野市の学校給食では、市内産の野菜を積極的に使っておりますJAさんを仲介してというふうになっておりますが、今回問題となるというか、この寿食品から入れていた加工肉は、M会社さんを介して、仲介業者さんが存在するというふうに聞いております。このように仲介業者さんが存在する場合と、直接取引している場合があると思うのですが、その状況、また取引相手が何社ぐらいあるのかということもお伺いをいたします。
(9)取引相手との継続性です。同じ会社さんと安定して取引を続けていられるのか、それとも入札状況によって替わっているところもあるのか、その取引の継続性についてお伺いをいたします。
(10)燃料費の高騰、物価上昇など、本当に厳しい社会情勢が続いております。事業破綻に陥る給食・食堂運営会社さんの報道もありました。給食という子どもたちの命綱を守っていくために、また安定した安全な食材選定が行えるように、さらなる取組を求めたいと思います。教育長の見解をお伺いいたします。
次に、大きな2番目です。子宮頸がん予防ワクチンについてです。この質問は今年6月に取り上げましたので、通算5回目になります。また、この間ほかの議員からも取り上げられているわけですけれども、この中で再度取り上げたいと思います。子宮頸がんの発がんと、このHPVウイルス、ヒトパピローマウイルスとの関係がどういうふうになっているのか。ウイルス感染がイコール発がんにつながるわけではないということです。この関係。
あるいは、ワクチンが開発されて以来、任意接種から定期接種になり、その直後に積極的勧奨のストップがあったり、また再開されたりという経緯がございますが、その経緯など。また武蔵野市では、副反応被害の方が見つかって、市独自の救済制度や接種者全員アンケートなどを実施したという経緯。また2年前になりますが、被害者家族の方から陳情が出されたことなど、これは既に6月に述べておりますので、ここでは詳細は省きたいと思います。
(1)6月議会で松下市長は、「子宮頸がんワクチンの接種に際しては、これまでと同様、リスクもあるということをしっかりと知っていただくこと、副反応による被害というものがあることも知っていただくこと、これは非常に重要だと思っております」と答弁しております。副反応被害のリスクの周知をどのような形で行っているのか、改めてお伺いをいたします。
(2)勧奨再開により、接種者数がどのように変化しているのか、直近の状況を伺いたいと思います。
短いですが、壇上の質問は以上とさせていただきます。