19362【山本委員】 私もというか、私はこの2議案に対して、いろいろ考えましたが、賛成という立場を取ることにいたしましたので、討論をしたいと思います。
国のほうは、先ほど申し上げましたが、この4月に訪問介護の基本報酬を引き下げるということをやって、これはヘルパーさんから見たら、その人たちの仕事に関して重要な部分を軽視しているという、そういうふうに受け止められるものであり、モチベーションを引き下げたというふうに私は理解をしています。そして、全国的にある福祉の人材不足の大きな背景としては、仕事の内容は重要で、重い点もあるにもかかわらず、決して賃金が高くはない、低賃金である。そういうことを、やはりこれは改善をしていかないと、福祉をもっと重視して、そこを評価していくことは難しくなっていくというふうに思います。
武蔵野市においては、今日の話ですと、武蔵野市でそこまで大変なことにはなっていないので、この制度を使うということは今すぐはないようでございますし、武蔵野市で独自に考慮し、そして実施している制度も幾つかありますので、そういった点は評価したいと思いますけれども、やはり福祉の面で人材がなかなか集まらないという状況を追認して、人数を柔軟にする、緩和していく形で1人の人が見る人員を増やしていくということは、やはりこれは介護の質を維持し、発展させる、向上させるという点からすると、ちょっと違う方向ではないかというふうに私としても考えております。
ですので、本日の発言もありましたが、これではいけないということです。武蔵野は福祉が手厚いというふうに他市からは評価をされていると思いますけれども、名実ともにそれを実施していけるように、意見を、このままではいけないということを、ぜひ国に対してしっかりと発言していっていただきたいということを申し上げまして、賛成討論といたします。