19514【深沢委員】 この制度は国の制度設計の問題であります。現場としては本当に大変な思いをしながらやっているわけでありますが、この先どうするというのは、誰もいい答えは。それは負担を上げればそれなりにというのはあるけど、市長、どう考えますか。私は、政治の人間の一人として、自治体を代表する立場で、国の政治の問題でありますが、特に昭和30年代ぐらいからの高度成長と、この国民皆保険というのは、ある種、歴史も一緒なわけです。スタートがほぼ一緒で、両輪のような関係で、国民皆保険があったので、みんな元気で、また安心して働く、それによって高成長になったから、また逆に今度は制度設計の裏づけである財政基盤に跳ね返るという、この行ったり来たりの、一緒になって育ってきたような。ところが、その時代はもうとっくに終わったと、だからこの先は別の発想で考えなければいけないというふうに私は思うのです。
では、それが何かというのがなかなか出てこないわけだけど、少なくともそういう一つの原点回帰ではないけど、1回戻ってみてと私は思って、このままの延長でずっとやっていっても、どんどん上げるばかりになっていくわけですからと思いますけど、数学的に言えば。振り返って将来眺めたときに、ざっとでありますが、そんなふうな感想を私は持っているのですけども、今後の展開を展望する上で、私が今申し上げたような一つの物の見方というものに対して、市長としてどうお感じになるか、ちょっとそれを。