19519【小林委員】 よろしくお願いします。本当に私もこの問題について、国保の運営協議会に参加させてもらっていて、そういう意味では西園寺委員とか、あるいは先ほど話のあった大野議員と共に、本当に悩ましい、きくち由美子議員もですけど、悩ましいなというような印象を強く持っています。ただ、例えば令和15年度までに完全統一する、保険料水準を統一するとか、標準保険料17年度目標を100にして、今の所得割率で68%、均等割額66.4%を100%に持っていくというところだと、山本ひとみ委員がおっしゃったように1.5倍にしなければいけないというのは事実なのかなと思っています。
これが所与だとすると、そういう中でちょっと思ったのは、今回思っているのは、課税限度額の引上げ、こういったところをやはり、逆に言えば進めるしかないのかなと。所得の低い方の負担を減らすという意味だと、こういったところを引き上げていくしかないのかなと思ったりはしているというところです。だからあえて賛成討論もさせてもらいました。
ただ、そういう中でやはり重要なのは、先ほど浜田委員がおっしゃった周知の話、私が多分したのだと思うのですけども、この現状というのをしっかりと市民の人に知ってもらうという作業をしなければいけないのではないのかなと思っています。今のこの制度にのっとると、今の水準から大体平均的に1.5倍に上がっていくということを知ってもらうということです。それに向けて、では逆に、例えば小美濃市長がおっしゃったように、もっと健康でいてもらうというようなところを心がけてくださいということもアナウンスするというところが必要だと思いますので、そこを改めてお願いしたいというのが1つと、もう一つが、この14億円の赤字繰入れがそのうち解消──このまま所与で機械的に行けばですけど──解消されるわけなのです。では、そのときの14億円はどういうふうに使うのかというところだと思うのです。
一般会計なので色をつけにくいところではあると思うのですけども、それこそ市民の皆様の健康寿命が延伸するような政策、施策に、この14億円、大きな金額なので、そのうちの全てと言うつもりはないのですけれども、やはりしっかりと投資する、市民の皆様の健康のために投資するというような政策を進めてもらえたらなと思っています。その一つとして、例えば健康遊具を公園に設置したりとかがあると思います。あるいは何かポイントをつけて、ウォーキングしたらポイントをつけるとか、そういうような取組もあると思います。ただ、申し上げたいのは、これを機械的に上げて、負担がなくなりましたで終わりではなくて、その負担が減った部分を、さらに武蔵野市の市民の皆様が健康でいていただけるための施策というのをしっかりと、周知とともにやってもらいたい、この2点を要望して、終わりたいと思います。