20938【宮代委員】 いろいろお力を借りなければできないことばかりだと思っているので、ぜひお願いしたいのですが、やはりいつも申し上げていますけど、まだ、やや一方向的に感じています。最終的にやはり本来は、合意形成できてから足元に入ってくるというのが本来の姿だけれども、なかなか事が大き過ぎて、それもまた、全ての住民の方、皆さんと合意形成というのは、そんなのなかなか現実問題としては難しいというのは分かっていつつ申し上げているのですが、今のやり方では、まだそこを目指しているというふうには見えないと。
要するに、情報はきちんと出していますという状況をつくっているにすぎず、十分に意見交換がされているというふうにはなっていないのではないかなという印象を持っているので、そこは最後の最後までずっとやり続けなければいけないことなのだと思います。
いや、ここでもう大丈夫だということはないのですけど、どうしても返ってくる説明が、例えば相変わらずオープンハウスだという説明が出てくる。オープンハウスについてはかなり批判的なものが声として上がっていて、オープンハウスをやっても、ただそこに掲示がなされていて、そこに説明員がいて、そこでやり取りをしても、そのやり取りについては、ほとんどこういったところに上がってこないわけです。それはなぜならば、オープンハウスだからだと私は思っています。
その後に意見交換会ということであれば、少なくともそこにはメモなりの議事録が残っているはずで、そうするとこういったものを公表しようとしたときに、そういったメモをベースにこういうものをつくろうとするのだけど、オープンハウスは複数の説明員が立っていて、それぞれ議論をしているのに、その議論の痕跡はこちらの資料には私にはなかなか見えてこないというふうな印象を持っています。
そういう意味で、相変わらずオープンハウス形式という、そのオープンハウスのほうが、より多くの人に情報を出せるのだという御説明をされますけれども、本当にそうなのかということについて疑問視されているということは、お伝えはしていただいているのかどうかについて伺いたいと思います。