19889【深田委員】 そういう努力が必要なのです。以前に一般質問で申し上げたと思うのですけれども、六本木ヒルズの回転ドアで頭を挟まれて子どもが亡くなった事故、あれは事前に小さい事故が20件ぐらいあったのです。でもそれを見逃したためにこんな大事故になったのです。だから日頃のデータの積み重ね、そこから学び得る事実と、それから危機を回避するという手だて、それは多くは情報にかかっているわけです。それをきちんと一元化できるようにすること。
今確認申請が民間になりましたから、なかなか工事現場を追っかけていくのは大変なのですけれども、やはり情報をきちんとつかまえて。ああいうのは建築指導課から確認しに行く人がいると思います。そのときにやはりきちんと事業者と、この周辺にはこういう埋設物があって、道路の下についてはこういう調査があって、よく気をつけていただきたいということを情報共有するなどの、やはりリスクヘッジしていかないといけないのだと思うのです。そういう仕事を見える化していただかないと、私たち議会は不安でしようがないわけです。
随分前になりますけれども、東町1丁目の民間地の工事が、確かに敷地は小さいのですけど、地下を掘っていたのに美大通り沿いにフェンスもなかったのです。これは子どもが通学する道でございますし、速やかに写真つきで連絡をさせていただきました。事業者さんによっては、そういう平気で手抜きをするところがある。そこをしっかりととっつかまえて、絶対に事故につながらないようにさせていく。これが特定行政庁である武蔵野市の責務だと思います。
そういった状況の中で、地下の空洞調査を平成11年からやっていただいているのは結構なのですが、それはデータベースできちんと蓄積されている状況になっているのかどうかというのを、まずちょっと確認させてください。