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令和6年 建設委員会

8月22日(木曜日)

令和6年 建設委員会
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19942【澤田交通企画課長】  条例化と規制の関係になろうかなというふうに思うのですけれども、私は事前に、実際に自治体で条例化しているところはあるのかというのを調べております。先ほど陳述者の方も御教示いただいたように、都内では、葛飾区、足立区、荒川区、墨田区の4区で条例化がされておりまして、全自治体で言うと1,800ぐらい、1,800弱あるのですけれども、そのうち、全国で12団体が今、条例化をしているというところでございます。しかしながら、どの条例も罰則というのはない、いわゆる理念条例のようなものになってございます。この条例についても大きく4パターンございまして、一つは、歩きスマホのみを禁止している条例、それからもう一つは、歩きと自転車、両方とも同時に禁止している条例、それから、スマホによる事故防止を推進しましょうというような、ちょっとニュアンスを変えた形で制定している条例、それから最後が、マナー条例のような中で、スマホだけ特出ししている条例ではなくて、いろいろなマナーだったり、安全の条例の中の1項目として、スマートフォンのことについて言及している条例と、大きく4つあるということでございます。
 罰則について、やはり私も非常に気になったので、可能な限り、この団体にヒアリングをさせていただいております。その結果分かったことは、やはり罰則を設けると取締りをしないといけなくなってしまうと。その際、取締りの基準というのが物すごく難しいというふうに担当者は言っておりました。といいますのも、道交法でもそうなのですけれども、画面を注視する、してはいけないというような記載があるのですけど、この注視という言葉が非常に難しくて、ちょっと見るだけだったら注視にはならないという位置づけですので、人それぞれ、注視の感覚というのが違いますし、今ちょっとお店に行ったりするときに、マップアプリを見て、ああ、ここかと確認する。ただ、その一瞬を切り取った場合、それは注視しているように見える。だけど、本人からすると、一瞬見ただけだというような形で、逆に、区民であったり、市民のそういう生活を逆に生活しづらくしてしまう要素もあるだろうということで、そこが本当に担当者としては苦慮していて、制定からもう4年、5年たっているところもあるのですけれども、罰則化を求めるような声というのはあまり出ていないというか、まずないというふうに伺っております。一応そのような状況ですので、なかなか条例化をしても罰則を同時にするというのは非常にハードルが高くなるのではないかなというふうに考えているところでございます。
 以上です。