20033【落合委員】 ということは、老朽化しているので、何らかしていかなければいけないと。ただ、今後の方向性については、区分所有者の方々においても特に、例えば開発公社のほうではいろいろと今後のスキームだとか、いろいろな課題を整理して、取組等を検討はされているかと思うのだけれども、その部分については、共有化はまだされていないという、そういう現状にあるという理解でよろしいですかね。分かりました。この辺は相手さんのあることなので丁寧に進めなければいけないというのは再三昔から言っていることですけれども、そのタイミングを失ってしまうと、やはり話はこじれてしまうと思うので、その辺は慎重に進めていただきたいなとは思っています。
それはF&Fに関してなのですが、あとは全体的な大きな話になってしまうと思うのですけれども、2020年に都市再生推進法人の指定を市のほうで行ったと。その折にも若干触れてきたかなという気がしているのですけど、今年の12月で丸4年たちます。この間の取組でいろいろとホームページ等でも見させていただきましたけれども、市の要望、要求するというか、市の求める再生法人としての取組というのが、現状のいろいろとまちの社会実験的なことを幾つかやられていますけれども、この取組だけでいいという考えなのか、その先に何があるのか。設立した一つの大きな目的に、いわゆる吉祥寺エリアに限られてしまいますけれども、面的な整備、それに対して様々な提案をいただいたりだとかということも入っていたかと思うのです。現状ではまだ全然そこまで至っていないなという気がしていて、今、言葉は悪いですけれども、今までこの4年間ぐらいでやってきた取組というのは、ある意味、公社でなくてもできる事業だろうという気もするのです。ほかの任意の団体とかそういったところでも、例えば市が委託をするなりなんなりだとか、そういった形を取ってでもできない話ではないのかなと。
ただ、公社の役割として、もっと先にある、もっと大きなことがあるのだろうと。設立の折にも面的な整備の中で一つの核になる存在として、公社の役割に大きく期待をしたいということを申し上げてきたつもりですけれども、その辺、今後、公社の役割を。例えば、今、吉祥寺に置かれているのは南口の再整備ですよね。あそこが一番大きな課題としてあるのかなと思っていますけれども、それに対して公社はどんな役割ができるのか。そして、市としてはどういう役割をこれから求めていくのか。単純に社会実験だけで終わる話ではないと思うので、その辺についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。