16631【菅委員】 よろしくお願いします。
陳情を受けての質疑になるので、そこの関係でお尋ねすることになるのだと思うのですが、先ほど、陳述者や、あるいは委員の中からも、東京都や国も含めて「生命の安全教育」あるいは性教育、そういったことについて様々な取組が御紹介されて、これも委員皆さんおっしゃっていますが、自分の頃の経験とは大分違う状況にあるのだなということは感じましたし、今日陳情者がお示しいただいたアンケートを拝見しても、特にこの先ほど私もお尋ねした調査結果ですけれども、やはり35歳以上と34歳以下でどういう形で性的な情報を知ることになっているかということについても違うのだなというふうに思いました。ただ、これは本来は陳述者に聞くべきだったのかもしれないのですが、この調査結果の中で、実は34歳以下の3位には、学校の性教育の授業10%という、10%は性教育の授業で知ったという答えがあって、逆にこれはある意味ではそうした取組が若い世代に対しては効果を上げているのかなというふうにも、ちょっと限られた範囲の調査ですけれども、そんなふうに感じました。
ですから、私自身としては、もちろん足らない点はたくさんあると思うのですが、現在値といいますか、現在がやはりどういう状況にあって、ただ今回その加害という事柄が発生しているので、被害者をつくらないという取組に加えて、加害者、傍観者、そうしたものをつくらないということで、質疑にしますけれども、教育委員会のほうでそういう記録が残っているのか分かりませんが、性教育、あるいは「生命の安全教育」、そういった身を守る、被害者になることを避けることも含めた教育というのが、ちょっと大ざっぱな質問で申し訳ないのですが、少し時代を遡ってみて、多少学習指導要領での位置づけも変わってきた、その節目になったところがあると思いますので、そうしたところで、どういう節目を経て、今どういう取組なのか。現在の取組はある程度把握できるのですけれども、ちょっとそういうことが分かれば教えていただけないでしょうか。