16638【菅委員】 ありがとうございました。その授業後のアンケート結果なんかも都教委の資料にはついていて、そういうものを見ると、それなりに効果が上がっているのかなというふうにも思いますので、もちろん、今、そういうことの情報を周知されて、学校現場のほうで採用する学校は採用しているということですので、そうしたことを続けていただきたいと思います。もちろん、当該校であるとか、あるいは今回起きた事案との関係で言えばそれは話が多少離れたところにあるのかもしれませんが、今日の陳情の趣旨で言えば、そこのところをさらに、今も取り組まれていることをその枠組みの中でさらに充実させてほしいということですので、その充実の具体策として伺いました。
ここでちょっと伺うのが難しいのですけれども、もちろん今回の事案に関しては、性教育といいますか、「生命の安全教育」だけ、あるいは情報のモラルだけ、何か1つそれだけを解決というか、それだけ取り組めば事柄が改善する、解決するというふうには多分教育委員会のほうも思っていないと思います。これはちょっとここで答弁を求められるのか分かりませんから、最後に問題提起だけさせていただきますが、私は、物理的な環境というのもやはり重要かなと思っておりまして、簡単な話、更衣室があるのか、ないのかということは、すごく重要だと思います。私が伺った範囲ですと、中学校には更衣室があるけれども、小学校には、更衣室、更衣をするためだけの部屋が、少なくとも全ての学校の男子、女子にあるとは聞いていません。そうしますと、実際にはどこか別の部屋を使って更衣をするということになります。別の部屋を使えば、別の部屋ですから、別の目的で置かれている部屋ですので、そこには何かしらその部屋の目的に合ったものが置かれていてというようなことになりますと、やはり今回起きたような事案は、私は起きやすい環境だと思うのです。ですから、これは教育面ももちろんなのですが、実はそういった、今、武蔵野市はもちろん市内によってはもう教室がぎりぎりという学校があるのも知っていますけれども、そこのところの手当ても同時に考えていただきたいなと。今日の陳情の趣旨からすると少し離れますけれども、そういったことも含めて、学習者用コンピュータ通信を出されているのは私も保護者なので拝見していますけれども、もう少しそういったことも含めて、いろいろなことを考えていらっしゃると思うのですが、ハード面、ソフト面、両面からそうしたことが起きにくい状況をつくっていくという。もちろん徹底することも重要なのですが、簡単に言えば、そういうことを起こしにくい環境を物理的にもつくっていくということも併せて、これは学校施設の問題ですので、ぜひ教育行政のほうでも考えていただきたいなと思います。もし何かあればお願いいたします。