16640【山本委員】 それでは、私も陳情に対する質疑を何点かしたいと思います。
初めに、私としては、この陳情が出たこと自体というのは本当によかったなと思っていて、こういう陳情が出て、今の教育、あるいは社会の在り方に対して若い世代の人が自分の意見をはっきり伝えるということは社会をよくする上で大変大切なことで、私としても非常に希望を感じている出来事であるということを冒頭に申し上げたいと思います。
その上で、質問は4点あるのですけれども、最初、現状に対して2点伺います。1点目は、情報公開の現状と、それを見ている当事者や保護者の認識について伺いたいというのが1点目で、2点目は、今回、盗撮ということが市立の小学校であったわけなので、盗撮という案件、事件、これをどう見るか、これについて最初に伺いたいと思います。
まず、情報公開のことなのですけれども、私も、武蔵野市学習者用コンピュータ通信臨時号が出されて35号、それから36号も出されたというふうに聞いております。このような通信が出たことは知っておりますけれども、この事件をその後で、例えばネット上や報道機関の報道とかで聞いて、驚いた方も少なからずおられたと思います。ですので、教育委員会がどのように情報公開をしてきて、それがどのように保護者や当事者の方には伝わっているのか、その内容や手段について伺いたいと思います。また、これに関連して、保護者、当事者が何を求めているのか、何を知りたいと望んでいるか、これをどういうふうに見て対応したか、伺います。情報公開に関する質問はそれです。
もう一つ、盗撮という案件でございます。この陳情の前文のところにも、性的な部位や下着姿の盗撮に関して書かれていて、これは昨年の7月から刑法による処罰の対象となったように、被害者の心に大きなダメージを負わせる極めて卑劣な犯罪行為ですと書かれておりますが、要するに、盗撮というのは犯罪なのです。私が幾つか話をした中では、例えば、昔もスカートめくりがあったからねというようなことを言う人もゼロではなかったですけれども、そういうことをやったとしてもやはりそれは問題なわけでして、盗撮という事件、この犯罪が起きたという認識をどう見ているかということに関して、これは教育長なのか市長なのかあれなのですけど、学校管理者である市長、それから教育の責任者である教育長、両方関係があると思いますが、盗撮という犯罪に対する認識を伺いたいと思います。そして、これが陳情でも、市内の公立小学校にて複数の男子児童が学校配付の端末を利用し、女子児童の着替えを盗撮する事案が発生したということなのですが、複数の児童が関わっていたとすれば、途中でそれを話しているうちに、やめようとか、誰かに言ってみようとかと、やはり思いとどまるということにならなかったのはなぜなのか、これを伺いたいと思います。