16658【山本委員】 必要に応じてということだったので、ちょっと市長の見解を聞きたかったのですが、今の御答弁に関して、御説明があったと理解をします。
私の質問の最後に、包括的性教育に関してちょっと伺いたいと思います。包括的性教育というのは、もともとですけど、ユネスコなどが2009年につくった性教育についての指針、これは国際セクシュアリティ教育ガイダンスの中でコンプリヘンシブ・セクシュアリティ・エデュケーションという言葉が使われていて、それを基にこれを翻訳したり、その内容を広げていくということだったと私は理解しているのですけれども、包括というのは本当にいいことだと思っているのです。内容の点でも、いわゆる物理的・生理的なこと、例えば受精卵がどうやってできるかみたいな話だけではなくて、対人関係や社会的・文化的なジェンダーの問題から差別の問題、いろいろトータルして包括的に考えていくというのは内容を深めるということで全然間違っていないし、年齢の上でも各年齢に応じて必要な性教育があるわけだから、これも包括をするということで、何ら問題はない。本当に包括的性教育はとてもいいことだと私は思っているのですけれども、一部の人なのかな、それをちょっとイデオロギー的な面があると思って誤解をしている人がいるというふうに私は思っているのですけど、誤解があるという点をどう思っているか、ちょっと誰かに伺いたいのですが、いかがでしょうか。