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令和6年 文教委員会

3月5日(火曜日)

令和6年 文教委員会
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本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

映像ID: 2671

16674【本多委員】  答えにくい質問でありがとうございました。今回、そういった議論をしようと思って、いろいろなものを調べて、これは本当にどういうふうになっているのだろうという仕組みの部分を。今までも私は5年間議員をやってきて一番難しいなと思っているのは教育なのです。教育分野が一番提案をしてもなかなか現場で実現するというのが難しいと、そう思っているのです。恐らくそれはほかの分野に比べて関わっている組織が非常に多くて、今みたいな権限というところでの整理がなされているからこそ、どこからどう言っていったら変わるのかな、もっとよくなるのかなというのが一番難しいと感じている分野です。恐らく、私だけではなくて、既に通ってきたお子さん、保護者の方々であるとか、そういったところでも、現場でいろいろ言ったけど変わらなかったとか、先ほどお話ししたみたいな、校長先生にもいろいろ提案してきたけど、なかなか変わらなかった。では、市に言ってみようと言って、教育委員会のほうにもいろいろ言ったけど、変わらなかったというようなことが恐らくたくさんあるのではないかなと思っています。関わっている組織が多いし、人も多いので、いろいろなところで相談するのだけれども、それがどうしても複雑に絡み合ってしまって、実現に至らないということがよくあったのではないかなというふうに思っています。だからこそ、今回の話というのも、では、何をどう変えなくてはいけないのかという話をするに当たって、ここでこうして議論していることも、それが本当に現場に届くのかということ。恐らくいろいろなところで、今回の話というのもそうですし、コロナ禍での対応だったりとかいろいろなところで現場ではたくさん声も上がっていたし、保護者からも子どもからもたくさんの声が上がっていたと思いますが、それがどうしても実態として変化につながらないというところがやはりあったのではないかなと。その積み重ねが、ここで爆発したとは言いませんが、いろいろなタイミングで噴出してくるということが多いのではないかなというふうにずっと感じていることです。
 それで、今、公教育、義務教育というふうに考えたときに、当然、学校ごとの独自性、認められるところ、主体的にやられているところはたくさんあると思いますし、そういった特色というのは学校改築の話でもたくさん出てきているというふうに受け止めていますが、今日お話に上がっている学習指導要領との関係性というところ。そもそもはそういったものが、これも調べると法規範性があるとか、いろいろな裁判もあったりとかして、では、どこまでがよいというか、やることなのか。先ほど過去の性教育についての経緯というところでも、過去に政治が介入して性教育をある種やめさせたというような事案があって、そのやめさせたということに対して、それはいけないでしょうと。教育に対して介入しているではないかというような議論があって、やはりそういったことも含めると、だからこそ私は、前のものはやらないでくれというもの、今回はやってくれということ、何にしても非常に権限というところが後に尾を引いて難しいなというふうに思っている。現状を変えなくてはいけないというところについてはもちろん共感はしていますが。
 その上で、今回の陳情の中身に書いてある、先ほどもちょっと質疑を陳情者の方にしましたが、包括的性教育という言葉について、教育委員会としては、この包括的性教育という言葉自体をどのように受け止めるか。つまりは、学習指導要領との関係性というところにおいて、この包括的性教育というものをどういうふうに捉えていらっしゃるか。そして、先ほどから出ている「生命の安全教育」というものとの違いというのがあるのか、それとも、包括的性教育は「生命の安全教育」の中に含まれるのかどうかといったことについて教えていただきたいと思います。