16680【本多委員】 絶好のと言ったらあれですけども、子どもの権利条例ができて、その議論の中でも、これは大人と子どもの話なのかと。子ども同士も含まれますよねという話もやったと思うのです。だから、子ども同士のことというのでも当然お話をしていかなくてはいけないと思いますし、子ども自身が何かつらいことがあるのであれば、それをきちんと伝えて表明してもらう、表明できるような環境を整えていくという話です。条例の趣旨は。なので、私は、今回の話が出て、なぜ誰も子どもの権利条例の話をしないのだろうというのは不思議でなりませんでした。せっかくあるのにという。それをやるために、やろうとして条例を施行したのではなかったのかなというふうに思いました。この間の一般質問でもやりましたけど、子どもの権利条例ができてから本当に現場は変わったのかということは再度確認していただきたいです。様々な事象、様々な業務において、本当にこれは子どもの権利条例に即しているのかということ。そこは、正解がぱっとあるものではないかもしれませんが、より子どもの権利条例に書かれていることを実現しようというふうな形でそれぞれが持ち場で見直しをしていかなければ、何も変わらないまま、権利条例のことだけを伝えていくという、周知啓発をするだけの条例になってしまう。非常にもったいないことだと思っています。現場を変えるために、先ほどお話をした、なぜ変わらないのかと思っている人がいっぱいいるわけです。だけど、子どものことについては、よく言われますけど、すぐ子どもが大きくなってしまうので、当事者からどんどんすぐ離れていってしまう。何かを変えようと思って、小学校1年生のときに何かが起きれば、6年間はそこで小学校といろいろ対話ができるかもしれませんが、5年生、6年生だったら、もうすぐ卒業だね、ではいいかとなってしまうわけです。保育園に行く時間も短いしとかというふうにして、やはり変えようと思うのに時間がかかるときに、ずっとそこに対して労力を割いていくということについて、やはり子どもに関わる部分というのは非常に難しさがあるというふうに思っています。だからこそ、どうすれば変わるのか。どうすれば変えられるのか。変えてほしいという声があったときに本当に真剣にそこをキャッチしていかなければ、しかもそれをスピーディに変えようとしなければ全然成果に結びつかないというのが私はこの子ども教育の分野だというふうにずっと思っています。
なので、今回のことも、今回の話はちょっと法的な部分との整合であったりとか、議会がどこまで言えるのかとか、そういう外回りの枠組み的な部分での論点というのもあって、非常に難しさはあるのですけれども、やはり教育の中身、学びの中身、子どもたちがどういった学びと向き合って、どういう環境の中で過ごしていくのかということ。私も、これから4月に入学して、子どもが小学生の当事者になりますので、その意味ではすごく意識が高まっているタイミングです。とても気になっています。本当にどういうふうになっていくのかなということ自体が。なので、この内容自体は今日よく質問の中で分かったのですけれども、非常に難しい。難しいけど、恐らく今みんなが言っていることは大体同じ方向を向いているのではないかなということは受け止めとしてはありますので、より一層子どもたちが過ごしやすい環境、そして、学びの多い充実した環境というのをつくっていただけるように、教育委員会として、しっかり現場との連携。そして、校長先生が全部決めるという言い方はちょっとよくないと思うので、校長先生が決めているのでしょうけれども、学校ごとにどういうふうに取り組んでいくのかというところ。学校現場も大変だということは分かってはおりますが、よりここは。問題はゼロにはならない。いつも言っていることですけど、ゼロにはならないので、しっかり一件一件に対して要望、宮代さんも言っていましたけど、リスクの低減というところに対して取り組んでいっていただきたいというふうに思います。
質問としては以上です。