16683【川名委員】 そういうわけで、持ち場、持ち場でそれぞれやっているという認識なのですけども、とはいえ、本当にそれをやっているのという不安、疑問に思う声が大きいのだと思います。今回の件で言うと、盗撮があったときに保護者にいろいろな情報提供をしている、学習者用コンピュータ通信に書いたということはあるのですけども、この内容は何と読んで、逆にやる気はあるのと思う保護者も随分いたというか、直接聞いているのです。結局、本気を持ってやる気があるのか、実際に、事なかれで取りあえずこれを書いてもうおしまいで、もうやらないのではないか、情報もこれで隠してしまうのではないかという臆測を呼んでしまっていたことがいろいろ波紋を広げているように私は思っているのです。今日の質疑を通じて、教育委員会、あるいは教育長も含めてですけれども、その辺は真摯に取り組んでいて、今回のことが起きないようにいろいろ考えて行っているということは分かったのですけども、それを保護者にどう伝えて理解して納得してもらうか。当然ながら子どもなのですけども、そこがなかなかできていないのではないかという印象を受けています。
そこで、今回のことが起きてしまって、人権の話とか道徳の話とかリテラシーの話をすると言っているのですけども、実際に何が変わっているのか、どうしているのかという、その具体性が見えてこないのです。言葉では、人権教育は大切だからやっていますと言っていますけど、実際何をやっているのというのが見えてこないのですけども、この点について説明をしていただけますでしょうか。