16701【小美濃市長】 この事象というのは盗撮の件ということでよろしいですか。盗撮は性犯罪ということになります。この当事者が性犯罪と意識していたかどうかというのはちょっと分からないところですが、まずそういったところをしっかりと認識をしていたら、ひょっとしたら防げたのかもしれない。そういう意味では、性教育というのは大事なのだろうなというふうに思っていました。ただ、では、性教育をきちんとやっていたらこの犯罪は防げたかというと、それもちょっと私は疑問に思っています。何回か私は保護司をやっているという話をしましたけど、私は、性犯罪の、ちょっと内容は言いませんけども、2人対象者を持っていました。これはやはり非常に本人の個性に関係しているところだと考えています。それは家庭の環境も含めて、その本人の生い立ちとか発達状態だとか、そういったものに多分に影響されていたのではないかなというのを感じています。では、この当事者がどうだったのかというのは私は分かりませんけども、まだ小学生でもありますので、私の立場からすれば、児童1人をどのようにこれから、更生という言葉が正しいかどうか分かりませんけども、これから社会に出ていくに当たって、しっかりと大人が支えていかなければいけないのかなと。そして、彼が本当にそういう形でそれを認識したときに、被害者に対してもまた申し訳ないという気持ちを持って、謝る気持ちが出てくるのかどうなのか。更生というのはそういうものなのかなというふうに思っておりますので、教育の内容はもう教育委員会の言っていたことを私は応援をしていきたいというふうに思っておりますし、この個人、当事者個人に関しては、これは市民として、市がどれだけフォローができるのか、支えていけるのかというのを考えていければなというふうに思っています。