14858【与座委員】 選挙の結果がちょっと突出して今話が出ているのは、例えば公職選挙法に基づく選挙、例えば憲法93条に示されている、憲法に位置づけられている議事機関だし、そこで選ばれている議員なのだから、もっと優先しなさいよという趣旨なのです、だと思うのです。もちろんその趣旨は大切だけども、全体の紙面のバランスも大切、それは分かるのです。でもやはり、市報を編集する際は、公に知らせる公報的な機能をより強く──どう見せるかはアイデア次第なのだけども、そういうことは少し今後考えていっていただきたいなと思っているのです。
といいますのは、まあ選挙結果だからいいとはいえ、まあそれはそれで話次へ行くのですけど、例えば3月1日号の市報、最近出たものです。1面が桜まつり、裏面が帰宅困難者対策訓練、3月11日、これは両方ともいいと思っているのです。でも、私これをつらつら見てて、真ん中、7ページのところに、国民健康保険税の税率などが変わりますとあるわけです。安くなるのはいいのです。税金だとか社会保険料に対する市民の負荷、負担が強いられるわけです。強いられるというかね。そういうものを、租税だとか社会保険料、市民に負担を求める、増える、こういうものがまさに公報機能で伝えるものの一番だと思っているのです。もちろん、ここは編集の仕方だから、これを桜まつりを後ろに持ってきて、これを1面に持ってこいなんて、そんな乱暴なことは言わないけども、やはりこの市報、例えばこの3月1日号を作るときも、そういうことも十分意識してほしいのです。確かに、1面の目次のところに小さく「国民健康保険税の税率などが変わります・・・7ページ」と書いてあるのです。でも、普通、市民の人が見たら、こう見て、こう見て、下手すりゃ中身へ行かないのです。でも4月1日から保険税をいっぱい取られてしまっているよと。この辺の編集を──例えばの話ですよ。この後、この議会で介護保険料の標準税率、料金が上がりますよね。それだって広く40歳以上の人たちに対する負担額が増えるわけですから、そういうものをやはり後ろのほうにちょろちょろと書かれたのでは、これは困ってしまうだろうなと。
事ほどさように、選挙結果だけではなくて、そういうことを意識して意識して編集をしてもらいたいのです。それが公の知らせる公報機能の充実だと、この陳情者は言っているのだと思うのです。その辺についての見解を改めてお伺いしたいのですけど、いかがでしょうか。