15322【道場委員】 ということは、結局最近というか、ここのところはずっと減っていく一方と。というのは、ほかの委員も聞かれたのでどうしようかなと思っていたのですけど、春にうちの近所が閉園したのです。それが頭に残っていて、また閉園かというのがあったわけです。中央線で東京のほうから三鷹まで帰ってくると、左側に農地が見えて、何か牧歌的というか、ああ、武蔵野に帰ってきたなというような、何かそういう感情があったわけです。そこが閉められていく。そういう地主の方々の事情も当然分かるし、それは御説明されたとおりなのです。
だけど、当市は緑豊かなまちです。それに憧れて来る方も多いわけです。実際緑が多いのもそうだけれども、ああやって市民農園で今までやったこともない人が何か畑を作ったりするのも、すごく緑を実感できる大切なものだと思うわけです。実際私は近所にそういう農園があったから、朝夕の散歩のときなんか、実に楽しそうに、それこそ会社員を引退されたような方が朝早く起きて、何かいろいろな種をやって、ずっと毎日できてくるのを楽しみにしていらっしゃるのを見ると、すごく情緒的にうれしかったのです。
そういうことでいうと、利用される方々というのはすごく満足されている。先ほど倍率は1倍から2倍といって、あまり何か数字的には大きくないようなことを言われていましたけど、実際はそれは申し込まれた結果的な話であって、そういうポテンシャルから考えれば、すごくやはりあると思うのです。だからそういうことでいうと、すごく重要性があると。これはまず間違いない、共通された認識だと思うのです。
そこでさっきの話ではないけど、減る一方というのも、やはりこの緑豊かなまちとしては、ちょっと何か手だてはないのだろうかと。いろいろそういう地主の方々との連絡、密に環境をやって増やしていこうというようなことも何かおっしゃられていたようだけど、もうちょっと攻めのものというのは、それをするのが市役所の担当の仕事ではないですか。私はそう思うのです。
だから、やられる一方というのは──やられると言ったら言葉は悪いけれども、減る一方というのは何か悔しくて。だからこういうのが立て続けに出てきたので、ちょっときつい質問になりますけれども、何かないでしょうか。逆に減るときにそういう話にならなかったか、こうならないためにどうするか、そういう議論にならなかったか、ちょっと答弁いただけますか。