15343【藪原委員】 分かりました。私もこの文化ということを考えれば、やはり市民サービスにお金をかけるということは、決して否定的には捉えていません。そういう意味で今回、スタインウェイからファツィオリにした理由というのも、もう少し何というか、希少性が理由というのであれば、例えばこれが近隣自治体で導入されてしまったときにどうなるのかとか、そういうことも心配なのです。まだ少ないからいいのかもしれないのですけど。
それに、例えば10年で元が取れるということであれば、国産でもファツィオリでも10年で元が取れますけれども、そういう意味では、スタインウェイでももうちょっと頑張れば元は取れる。ある意味ではお金の話ではないという御答弁というふうに受け取ったのです。
それで先ほど他の委員の答弁の中で、市民が触りたいと思えるピアノとしてファツィオリを提案させてもらったというふうにあったのですが、これは、例えばこれまでスタインウェイを使っていた利用者にアンケートを取ったりとか、そういったことはしたのか。要するに利用するであろう市民、もちろんピアノを弾くわけですから、市民全員という必要はないと思います。これまで例えばそこのピアノを使ってきた団体とか人とか、そういった人たちに、相談もしくはアンケートなどを取ったのかどうか。その上でスタインウェイからファツィオリにしたという決断の参考にしたのか。そういった部分をちょっとお聞かせいただきたいのですけれども。